こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケアの専門家の「介護コンサルタント」野嶋成美です。
今日午後9時から放送の『NHKスペシャル 認知症の第一人者が認知症になった』を観ました。
こちらは自ら認知症と公表した医師、認知症医療の第一人者の長谷川さん(90)を1年間カメラが追った番組です。
この番組で一番気になったところは、認知症のことではなく、デイサービスや施設の体験入所のシーンでした。
デイサービスでは笑顔もなく、幼い子どものようなことをみんなでやっていました。
体験入所では朝に元気な子供用の音楽が流れていました。
それを見て「全然似合わない」と思いました。
「私なら朝からあんな曲聴きたくない」と思いました。
長谷川さんは認知症の家族のためにデイサービスを推奨していた人です。
でも「行きたくない」「あそこでは孤独だ」と。
奥さんが楽にするために必要だとわかっていても、です。
それを見て私の父も嫌々行っていたのを思い出し複雑な気持ちになりました。
カメラで追った1年の間に長谷川さんの病状が徐々に進行し、寡黙になってしまったり、鬱になったり、怒ってしまったりします。
その気持ちを、長谷川さんは言葉で家族に伝えていました。
ご家族が本人の尊厳を守って介護されているから、本人の思いを知ることができるんだと見ていて思いました。
娘さんが「認知症になっても本人の根本は変わっていない」という言葉が特に印象的でした。
番組の最後に長谷川さんが認知症を「神様が用意してくれたひとつの救い」と言ってました。
認知症が救いになる・・これはどう捉えればいいのでしょうか。
認知症になっても安心な社会に向かっているのでしょうか。

