ドラマ『パーフェクトワールド』から父の声を聞く。 | ダブルケア・介護と子育てにがんばるあなたが気楽になれる場所

ダブルケア・介護と子育てにがんばるあなたが気楽になれる場所

15年の介護と子育てのダブルケアを経験した野嶋成美がダブルケアを楽にするヒント、孤独になりがちな毎日から解放されるヒントを、肩の力が抜ける遊び心を交え提案します。

 

こんにちは。

北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケアの専門家の「介護コンサルタント」野嶋成美です。

 

 

 

 

4月の春ドラマが次々と始まっていますね。

あなたはこれから見るドラマをどうやって決めますか?

私は1話目を見てから続けて見るドラマを決めています。

そのなかで恋愛ドラマはあまり興味がないので、多分1話で終わるな~と思って見た『パーフェクト ワールド』

見終わって、すぐに毎週録画で予約しました。

 

 

このドラマを続けて見ようと思ったのは、事故で下半身不随になった鮎川(松坂桃李)さんのセリフが、多分リアルなんだと思えたから。

特に「うんこを漏らすよ」と明るく話すシーンにハッとしました。

 

 

父を在宅で介護していた頃、父はデイサービスに行く朝は、1時間以上トイレに入っていました。

それでも納得いかないときは浣腸まで要求します。

異常なほど便には執着していて。

世話をしていた母と私はほとほと困っていました。

「おむつをしているし、デイに行くからケアしてくれる人もいるのに」と私は執拗にこだわる父を理解できませんでした。

 

 

ドラマの中の鮎川さんは「臭いがしてはじめて自分で気づくこともあった」と言っていました。

もし父が周りに「臭い」と言われてはじめて自分が便をしていることに気付いたとしたら、父にとって耐えがたい屈辱だったでしょう。

父はだから便に執拗にこだわっていたのかもしれません。

もしそうなら私は責めるばかりしないで理解してあげるべきだったのではないか。

「あ~、もう・・・」いろいろな気持ちが入り交ざってついため息です。

 

 

ドラマの終わりのほうで死にたくても自分で死ねない悔しさを話す場面がありました。

父は絶望して死にたいと思ったことはあったのだろうか。

もしあったとしたら自分で死ねないことにさらに絶望したのか。

「あ~、もう・・・」行き場のない思いで、私はつぶやくことしかできませんでした。

 

 

松坂桃李さんを父に重ねるのはとても図々しいとは思いますが(汗)

今後も身障者のリアルな話が見れることを期待して、今後もパーフェクトワールドを見たいと思います。