ダブルケアと認知症。病院に行ってくれないとき。 | ダブルケア・介護と子育てにがんばるあなたが気楽になれる場所

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15年の介護と子育てのダブルケアを経験した野嶋成美がダブルケアを楽にするヒント、孤独になりがちな毎日から解放されるヒントを、肩の力が抜ける遊び心を交え提案します。

 

こんにちは。

 

札幌のダブルケア介護コンサルタントの野嶋成美です。

 

 

 

 

ダブルケアの経験を聞くと、親が認知症になってダブルケアが始まる方の割合が多いです。

 

はじめは加齢のための物忘れと思っていたのに、時が経つにつれてなんだか様子が違うと思い始めるんだそうです。

 

 

 

これは3人の子どもを育てている時に、夫のお父さんが認知症になった話です。(ご本人に承諾もらってます)

 

女性の立場で話を進めますね。

 

奥さんを先に亡くされて一人暮らしをしていた義父さん。

 

家が近所なので、時々家事を手伝いに行っていたそうです。

 

なんだか義父さんの様子がおかしいと思ったきっかけは、電化製品が使えなくなってきたから。

 

「電気がつかない」「ストーブがつかない」と頻繁に電話がくるようになりました。

 

 

 

夫に相談して、義父さんの様子を見に行ってもらうと、確かにおかしいということになりました。

 

でも、義父さんは体調が悪くないと言って、頑として病院を受診してくれない。

 

困った二人は、まず地域包括支援センターに相談に行きます。

 

地域包括支援センターではとても親切に話を聞いてくれたそうです。

 

でも「話を聞いてくれただけ。答えはなにもなかった」(本人談)

 

仕方ないのです。

 

病院に行ってないので、介護認定がおりてません。

 

施設やサービスを受けるためには診断してもらうのが先決です。

 

 

彼女は考えました。

 

義父さんが昔から付き合いのあるお医者さんに頼んでみようと。

 

義父さんに「近所の75歳以上の人全員が受ける無料の健康診断」と言って、お医者さんにも合わせてもらい、連れて行きました。

 

ようやく認定がおりて、次は施設探しです。

 

夫婦でパソコンでデータを集め、一軒ずつ見に行って決めました。

 

体調を崩して入院し、治って施設に戻るを繰り返していました。

 

ダブルケアは4年間続きました。

 

 

 

介護が始まったとき、子どもは上が中学生で下の二人は小学生でした。

 

多感な年頃です。

 

義父さんと「同居しなかったことで自分の家族を守れた」と言ってました。

 

それと「褒められるのは夫ばかり。私には全くなかった」とも。

 

 

 

親が認知症になった場合、1.本人が病院に行かない。2.子どもが認めない。と介護サービスを受けられません。

 

この方の場合、夫がきちんと認めて協力してくれたことで、ダブルケアを乗り切れたのではないでしょうか。

 

「義理の父だったから割り切れた。自分の親ならわからない」と言ってましたが、きっと夫婦でまた乗り切れると私は思います。