【捨ててゆく】6217

 

 

 

ひろさちや氏の心に響く言葉より…

 

 

 

「たとい萬貫長者でも死んで身につくものはなし、 妻も子供も銭金も捨てて冥途の旅立ちぞ」 (施行歌) 

 

 

《たとえどれだけの富豪になったとしても、死んだ後に身につけていけるものはない。

 

妻も子どもも金銭も捨てたうえで、冥途に旅立つことになるのだから。》 

 

 

 

あなたは、家財道具や衣服などを含め、いったい何個のものを所有していますか? 

 

「~個です」とすぐさま正確に答えられる人はおそらくいないでしょう。

 

それほど多くのものに囲まれて、私たちは生活しています。 

 

 

ですが、もしあなたが今日死んだら、あなたの所有物は(ごく一部の貴重品や有価証券を除けば)すべてがゴミになります。 

 

「いや、誰かが引き取ってくれるはずだ」と思うかもしれませんが、基本的に物余りの今、よほど役に立つものか珍しいものでもない限り、中古品を喜んでもらってくれる人などまずいません。 

 

 

一時期、ゴミ屋敷なるものが流行(?)しましたが、私たちの住んでいる家とて、つまるところはゴミ屋敷なのです。 

 

それなのに、私たちは日々せっせと 「ゴミ」を家に増やします。 

 

出家者でもないのだから、ものを買うことで生活を楽しみたいと願うのは当然 のことですし、買い物の喜びが生きがいになることもあるでしょう。 

 

 

しかし、それも度が過ぎ、所有すること自体に執着を示すようになると、それ は「苦」に直結するようになります。 

 

持っているものが失われやしないか、泥棒に盗られやしないか、知人や肉親から財産を狙われるのではないか......。 

 

 

毎日こんなことを考えて生活していたら、それこそ地獄です。 

 

余計なものを持っていなければ、こんな風に心を痛める必要もありません。 

 

 

財産持ちの家では、ほとんど例外がないほど相続争いが起きます。

 

お金が絡んだ骨肉の争いは、それはもう見ていられないほど醜悪です。 

 

 

所有はほどほどが一番。

 

起きて半畳寝て一畳といいますが、人間が生きていくために必要なものなどそう多くありません。 

 

 

 

いい言葉が、心を掃除する』PHP研究所

いい言葉が、心を掃除する

 

 

 

 

 

 

 

 

小冊子「ほほえみ読本」の中に、こんな詩がある。

 

 

《捨てて》

 

どんな大事なものでも

 

荷物はみんな捨ててください

 

自分の体も捨てるんですよ

 

・・・三途の川の番人の言葉・・・

 

 

今ある自分の家も、車も、子どもも、財産も、どんな大切なものであろうと、自分のものは一つもない。

 

すべては天からの預かりもの。

 

なぜなら、あの世に行く時は、みんな置いていかなければならないから。

 

 

自分のものだと思っている自分の身体さえ、あの世にはもっていけない。

 

すべては、借り物。

 

借り物とは「レンタル」しているということ。

 

レンタルだから期限がくれば返さなければならない。

 

 

そして、レンタル品だからこそ、大事に手入れをして返す必要がある。

 

《来た時よりも美しく》

 

「体は神様からの借り物」という言葉を胸に刻みたい。

 

 

 

 

いい言葉が、心を掃除する

 

 

 

 

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