【知性ある真の賢者とは】6204

 

 

毛内拡(もうないひろむ)氏の心に響く言葉より…

 

 

最近では、喉まで出かかっているけど思い出せないような芸能人の名前も、スマホに適切なキーワードを入れてやれば出てきますし、写真を撮れば画像で検索もできます。

 

さらには鼻歌を歌えば曲名を教えてくれますので便利なことこの上ありません。

 

人類はついに記憶を外在化することに成功した、と言ってもいいでしょう。

 

 

いつだって、人類の持つ全ての知識にアクセスすることが可能です。

 

もう「歩く百科事典」の出る幕はないのでしょうか。

 

スマホで撮った画像は日毎に整理されて、思い出を保管してくれます。

 

「あの時、何を食べたっけ?」と思い出せなくても、画像に残っています。 

 

 

しかし、その時どんな気持ちだったかまで記録することはできません。

 

それは脳だけに刻み込まれている自分だけの記憶です。

 

さらには、覚えたつもりはなくても、私たちがした幾万もの思考や行動は、しっかり脳に手続き記憶として刻まれて、私たちの今を形作っています。

 

体は覚えています。 

 

 

私たちが覚えておいて人生で役に立つのは、辞書的な知識の羅列ではなく、知識と知識の有機的な繋がりです。

 

一見関係なさそうな知識同士の意外な繋がりを見つけ、誰も思いつかなかったような仮説を立てるには、知識はまだまだ必要です。

 

たくさんの知り合いがいて、困り事がある時には適切な人を紹介してくれる「歩く百科事典」もいますね。 

 

 

たくさんの本を読み、たくさんの体験をして、たくさんの人と出会い、試行錯誤して成功も失敗もたくさんした人の元に人々は集まってきます。

 

次はどんな面白い話を聞かせてくれるのだろうかと、胸がときめきますよね。

 

そういう人こそ知性ある真の賢者、現代版 「歩く百科事典」だと思うのです。

 

 

「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える (ちくま新書)

「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える (ちくま新書)

 

 

 

 

ジェームス・ウェブ・ヤングは、著書「アイデアのつくり方」の中で、「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」と言った。

 

アイデアというと、世界で初めてのこと、今までになかった発想、というふうに我々は考えてしまう。

 

しかし、組み合わせなのだ、と思えばハードルは下がる。

 

 

何かと何かをつなげ、そこに新しい価値を見出すことを「編集力」というが、これこそ創造力であり、独自のアイデアだ。

 

ユニークで独創的なアイデアは、ユニークな組み合わせによって、「希少性」が増してくる。

 

 

これは、スティーブ・ジョブズがいった「点と点をつなぐ( Connect The Dots  )」とも同じ。

 

ジョブズは、「将来を見据えて点(経験)をつなぐことはできない。後で振り返ってつなぐことができるだけ」と語った。 

 

つまり、未来を予想して、こういう経験をしておこう、こういう教養を身につけようということはできないということだ。 

 

 

ジョブズの場合は、学生の頃習った(役にも立たないと思っていた)カリグラフィー(習字)の知識が、のちにパソコンを作るときに役立ったという。

 

ということは、その基本となる情報がたくさんないと、編集できないということだ。

 

 

それが・・・

 

「たくさんの本を読み、たくさんの体験をして、たくさんの人と出会い、試行錯誤して成功も失敗もたくさんした人」

 

 

「知性ある真の賢者」を目指したい。

 

 

 

「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える (ちくま新書)

 

 

 

 

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