【不幸や苦しみにたじろがずに生きる】6087

 

 

 

佐藤愛子氏の心に響く言葉より…

 

 

《不幸や苦しみにたじろがずに生きる》(佐藤愛子・作家) 

 

 

若い時にはいろいろな欲望がありますから、自分にとって一番大事なものが何かというのが、分からない。

 

だから享楽的なことが幸せだと思って、人が流行の洋服を着ていると羨(うらや)んだり、あるいは不美人に生まれると整形手術を受けて美人になろうとしたり。

 

それを簡単に幸福だと思うわけです。 

 

 

だけどこういう考え方もあります。

 

不美人に生まれたからこそ、その不美人であることを武器にして、自分なりの生き方を見つけて己の人生を築いていく。

 

そのことが幸福だという考え方ですね。 

 

 

いまはそういういろいろなコンプレックスを、科学の発達でどんどん解決できるようになりました。

 

そういう意味で幸福な時代が来たと、思っている人が多い。

 

けれどそれが果たして人間の幸福かどうかということです。

 

 

そうなった場合に、人間は一体どこで切磋琢磨するんだと。

 

切磋琢磨せずに、すべて科学に頼ってマイナスを補填しようとする。

 

そうしてだんだん人間の精神は衰弱していくような気がします。 

 

 

正岡子規などは脊椎(せきつい)カリエスという病苦で、 ものすごい激痛のために「痛い痛い」と叫んで暴れて、その合間に自分の名を残す仕事をしましたからね。

 

そういう苦しみと戦うということがあって、正岡子規の存在があるわけです。 

 

そういう己との戦いなくして、人生を充実 させるということはあり得ないんじゃないか、という気がするんです。

 

 

自分自身を目覚めさせるような、何らかの不安、何らかの情念、何らかの苦しみがなくては、幸福というものは生まれてこないと思っているんです。 

 

バイロンの「人は負けるとわかっていても 戦わねばならぬ時がある」という言葉も感銘を受けた言葉ですが、この言葉にも共通していることです。

 

不幸や苦しみにたじろがないで生きるというのが、私の人生を貫いてきた姿勢です。

 

 

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舩井幸雄氏のこんな言葉がある。

 

『人生の悲喜こもごもさまざまな出来事は、実はすべて必要で必然です。

 

ですから目先の出来事の一つひとつについて、安易に正誤や善悪、幸不幸などの二元的な判断を下さないほうがいいようです。

 

楽しいこと、喜ばしいことはともかくとして、悲しいことやつらいことを必要、必然とはなかなか思いにくいものです。

 

しかし、生起した時点ではその意味がよくわからなくても、まず素直に受け入れ、じっくりと考えて、その後の事態の進展を注意深く観察すれば、それがいかに必要だったか、ベストだったかが必ずわかるはずです。

 

今よりもよくなる過程で起こった出来事と、すべてを認識したうえで、意味と理由を考えることに挑戦していただきたいと思います。

 

生起したことの意味が正しく理解できれば、次に何かが起こるはずか、あるいは何をなすべきか、が少し余裕を持って判断できるようになるでしょう。

 

心から感謝できる心境にまで到達すると、物事は急速に展開するものです。』《幸運と成功の法則》

 

(未来を変えるクセづけ―舩井幸雄の金言集/海竜社)より

 

 

 

目の前に起こることはすべて、「必要」、「必然」、「最善」であると舩井氏はいう。

 

世の誰もが、「ひどい」とか「不幸だ」「最悪だ」と思えるような事象も、実はそれが、その人にとって、「必要」なことであり、起こるべくして起こった「必然」であり、そして結果としてそれが「最善」のことだった、と。

 

 

つまり、すべてを「受け容れる」ということ。

 

「なるほど、そういうことだったんだ」と受け容れたとき、その問題はなくなる。

 

 

生まれ変わりの考え方では、「人生は、生まれるときに自分で一生の脚本を書いてきた」と言われる。

 

つまり、災難も、病気も、幸も不幸も、今起きているすべてのことは、自分が生まれる前に、書いた脚本通り。

 

そう思うなら、どんな出来事も、文句は言えないし、人のせいにもできない。

 

 

「不幸や苦しみにたじろがずに生きる」という言葉を胸に刻みたい。

 

 

 

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