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こちらのつづきです![]()
第一印象は大事なんですが!?続編 陥リがちな対人認知の傾向
前回、介護は対人援助ゆえに
コミュニケーションがとても大切で
特に、はじめましての第一印象が
相手の好き・嫌いを決定する
要因の一つとしてあげられ
それを根拠づける
メラビアンの法則について
書かせていただきました
メラビアンの法則では
相手に対する好感度は
外見と話し方が大きく影響を及ぼすことが
数字であらわされており
第一印象が
いかに大事かということが
示されていました
なので
訪問介護をしているとき
講師として授業に立つときも
はじめましての挨拶時は
メラビアンの法則を念頭において
気を付けていました
そして
やってしまいがちな
対人認知の傾向についても
触れさせていただきました
対人認知には
➀ハロー効果
➁初頭効果の二つがあり
相手の特定の一面を過剰に評価したり
特定の時期に現れた相手の一面に影響され
実際とは違う対人認知を
してしまうということを
私自身の体験を例に
説明させていただきました![]()
ここまでは
前回の振り返り
それではここからがつづきです
以前、心理学を学ぶ機会があり
その授業で講師の先生が
とても興味深い事例を話してくださいました
この話を書く前に
認知症の症状について
少しだけ説明します
(知っている方はスルーしてください)
認知症の症状は
中核症状とBPSD(行動・心理症状)
の二つの症状があります
中核症状とは
脳の細胞が壊れ、その役割が失われることで起こる症状です
時間や場所がわからなくなる
今までできていたことができなくなる
などは、中核症状に分類されます
具体的な症状は、以下の6つです
| 記憶障害・食事をしたことを忘れる・物忘れが激しいなど 失語・言葉が出てこない、言葉の意味が分からなくなるなど 失行・箸を上手く使えない・服をうまく着られないなど |
|
| 失認・時計が読めない・ものによくぶつかるなど | |
| 見当識障害・迷子になる・友人や家族がわからないなど | |
| 実行機能障害・料理が作れない・要領が悪くなるなど |
|
BPSDとは
認知症の中核症状に、周囲の環境や対応
性格などが影響して起きる、行動や心理症状です
中核症状に対して二次的に起きるという面から
周辺症状とも呼ばれます
主な症状は、以下のとおりです
・幻覚・妄想・興奮・不穏・徘徊・焦燥
・社会的に不適切な言動・性的逸脱行為・暴言・抑うつ
事例は
ある病院の認知棟の話でした
認知症の患者さんの
日々の暴言や幻覚、妄想、不穏や徘徊等々
認知症の中核症状に加え
BPSDが出現していたことが原因で![]()
看護師長さんが
病棟の看護師の方々の認知症の患者さんに対する
態度の悪さに悩んでいたそうです![]()
口頭で注意はするものの
なかなか改善されず![]()
何か良い改善策はないか
と考えたことが![]()
患者さんの
一番輝いていた頃の写真
を家族にもってきてもらい
床頭台に飾る![]()
ということだったそうです
看護師長は
看護師の今の患者さんへの態度は
中核症状とBPSDの症状がでている
今の患者さんしか見ていない
ことが原因ではないか
と考えそうです
※対人認知の傾向ですね![]()
家族から渡された写真は
今の患者さんからは
到底想像のつかないものだったそうです![]()
営業マンとしてバリバリと働いていた
カッコイイスーツ姿
の患者さんの写真
大好きな750(ナナハン)のバイクに
さっそうとまたがり写っている写真![]()
エレベーターガールとして
某有名デパートで働いていた患者さんの
とても素敵な制服姿
の写真
看護婦として活躍されていた頃の
ナースキャップをつけた白衣の天使![]()
の写真もあったそうです
それらの写真を見た看護師の皆さん
患者さんに対する態度に
明らかに変化がみられたそうです
今の姿は
本来のこの患者さんとは違うこと
認知症の症状がそうさせていること
認知症の症状をみるのではなく
その人自身をみることを
日々の業務の忙しさの中で
忘れてしまっていたのだと思います
正に対人認知の傾向により
➀ハロー効果
➁初頭効果
不適切なケアにつながってしまった
という事例でした
専門職としても
陥りがちな対人認知の傾向
第一印象はもちろん
信頼関係を築くためには大切です
しかし
対人援助職としては
対人認知の傾向を頭に入れておかないと
不適切なケアになる可能性があることも
理解しておく必要があります
相手に与える印象と
自分が受ける印象とは
違う視点が必要となる
そんなことを伝えられたらと
思っています![]()
最後まで読んでくださりありがとうございました![]()



