早春賦

 

春は名のみの風の寒さや

 

春と聞かねば 知らでありしを

聞けば急かるる 胸の思いを

いかにせよとの この頃か

 

とアカガエルが思ったかどうか

産卵場所でもないのに早々とカップルが成立しています

 

 

雪が消えて用水路が見えてきたら、流れを堰き止めている落葉を取り除きます

そうしないと雪どけ水が水路からあふれて土手が崩れてしまうから

ビビラ(熊手)で水路の落葉を掻き上げていると、中からアカガエルが飛び出してくることがあります

 

アカガエルは土の中に入らず、水中で落葉に潜って越冬します

そして田んぼの雪が解けるのを見はからって産卵のために一斉に動き出します

 

 

このペアはどこで産卵するつもりなのか

流れのある水路や川に卵を産んでもオタマジャクシにはなれないのに

水のある田んぼはかなり離れているけれど、場所は分かるのかな?

何かのセンサーに導びかれてメスはオスをおんぶしたまま雪の上を飛び跳ねて行くんだろうか

 

一匹分の卵塊

 

 

何十匹も集まった蛙合戦のあと

 

アカガエルはこの一大イベントが終わると解散して、またしばらく冬眠に入ります

 

気になるのは年中水を溜めた田が少なくなっていること

そして耕作されなくなった田が増えていること

管理されなくなった田はひび割れて水が溜まらず、やがて草や木に覆われてしまいます

カエルにとっては年々住みにくい環境になってきたので、今年は用水路沿いの元水田の一部をビオトープ風にしてみようと思いますニコ

 

 

【今日の一句】

 

夢一炊

一期末代

蝌蚪の春

 

 

移り世や

捨田溜りに

蝌蚪育つ

 

 

アメブロブロガー山野俳子先生よりお借りしました

カエルの卵塊を蝌蚪(かと・オタマジャクシ)とは言えないでしょうが、カッコ良い句だったので使わせていただきました