気のどくな | あゆみの歩み

あゆみの歩み

自分研究中ᝰ✍︎꙳⋆

知ってます?

「気のどくな」

って言葉。



一般的に使われる「お気の毒さま」ではなくて、
富山弁の「気のどくな」の話をしたいんですけどね。


一般的に使われる「気の毒」の意味は、
他人の不幸に心を痛めたり、同情するというような場面で使われます。

あとは、自分が相手に何かをして申し訳ない時にも「気の毒なことをした」なんて使われたりしてるかと思います。



実は、富山弁には「きのどくな」という言葉があって、これは簡単に言うと「ありがとう」の意味なんです。


わたし達の世代はあまり使わないけど、
親や祖父母の世代はナチュラルに使ってます。


例えば、

人から野菜をもらったとき
「あら〜きのどくな〜」

自分のために手を貸してくれたとき
「きのどくな〜ありがとう」

どこかまで車で送ったとき
「きのどくな〜助かったわ〜」


こんな具合で、いろんな場面で使われてるのです。


わたしは、「きのどくな」という言葉は使わないけど、これを現代語というか標準語というか、それに直訳した時に「申し訳ない」「ごめんね」ってしてたわけです。


でも、「きのどくな」の真意としては、

わざわざ手間をかけさせてしまったね。
こんなにまでしてくれてありがとうね。

いわば、深い感謝の気持ちが込められてるわけです。



これは、富山の人なら通じるんです。


自分が「きのどくな」を使ってるから否かに関わらず、感謝の意味だなというのは通じるんです。
(今の子供達には通じないかもしれんけど)


でも、他県の人にはこのニュアンスは伝わらないわけです。


わたしのように、「きのどくな」の意味で「ごめんね」「申し訳ない」なんて言うと、そのままの意味で受け取られかねないわけです。



そうすると、

「ありがとう」で済むのに、なんで「ごめんね」なんだ?

なんで悪いこともしてないのに「申し訳ない」って言うの?

というすれ違いが起こるわけです。



これ、36歳まで気づかなかった!!



この間、嬉しいと感じた出来事があって、お礼を言いたくなったのね。


そこで、パッと出てきたのが
「わざわざ気を遣ってもらってすみません」
だったの。


でも、メッセージを送る前に、ふと謝まってるみたいに取られる?と思って、「ありがとうございました!すごく嬉しいです!」に変えたのね。



相手の人は他県の人だから、最初のまま「わざわざ気を遣ってもらってすみません」という文章を見て、わたしが喜んでいるなんてことは思わなかったと思うの。


なんでこの人は謝ってくるの?
喜んでない?
逆に気を遣わせちゃった?
なんかこっちこそごめんなさいね?


こんな風に受け取られてもおかしくないと思うのです。


で、これは何なんだろう?と思ったら、
わたしの直訳ミスというかね。笑

言葉のチョイスミスだよーって。



たしかに、「申し訳ない」の意味も入ってるけど、それは謝ってるんじゃなくて、深い感謝なの。


こんなにまでしてもらえて、感激してます!
ぐらいに思ってもらってもいいかも。(さすがに大袈裟か?笑)


その背景も含めての「申し訳ない」だけど、
みんながみんな、その背景までは読み取れないわけですよ。



方言って、こういう意味ですよーって解説されても、細かいニュアンスは地元の人でないと読み取れないじゃない?


方言を標準語に訳すと、なんとなくニュアンスが違うなーってこと、あるやん?


それ。


それの話!笑



今日ね、やっとそれに気づけたの。



だから、これからはすとれーとに「ありがとう」「嬉しいよ」って伝えようって思ったのです。



謝ってるって受け取られたら、お互いにスッキリしないもんね(・∀・)



気持ちをストレートに表現するのが、一番伝わるもんね♬