「カラマリクロット(Calamari  Clots)」と呼ぶ異物に関する2つの新しい論文  | 平庵のひとふたみ 其の参

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神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることがなく、永遠のいのちを持つためである。ヨハネの福音書3章16節
万葉集を読んでいると旧約聖書を思い出す。『万葉集の詩性』中西進氏

 

 

本文より

「カラマリクロット(Calamari  Clots)」と呼ぶ異物に関する2つの新しい論文 

死体の血管から、防腐液でも溶けない白い繊維状のかたまりが引き出される。防腐処理士たちが「カラマリクロット(Calamari Clots)」と呼ぶ異物だ。2026年、この塊の内部で何が起きているのかを分子レベルで解析した論文が発表された。分析が示したのは、 タンパク質が自ら形を変え、時間をかけて固く分解不能な構造へと「成熟」していく過程だった。

5カ国179人の防腐処理士を対象とした調査では、66%がこの白い塊を目撃していた。ピークは2020年から2021年。だが注目すべきは、2018年や2019年にも少数の報告がある点だ。ワクチン接種が始まる前から、この現象は細く存在していた。

二つの塊をラマン分光法で分析した第二の論文は、その内部構造の変化を二段階で捉えた。初期の塊(S1)では、タンパク質は螺旋階段のようなαヘリックス構造を保っていた。ところが進行した塊(S2)では、同じタンパク質が平面を重ねた積層板のようなβシート構造へと変貌していた。バネが解けて一枚一枚の硬い板になり、積み重なって溶けなくなる――そんなイメージだ。

αヘリックスからβシートへの転換は、アルツハイマー病やプリオン病で見られる異常凝集と同じパターンである。

問題は、mRNAワクチンに使われたスパイクタンパク質に人為的に導入された「2Pロック」と呼ばれる二つのプロリン変異だ。プロリンはタンパク質の螺旋を歪める「ヘリックスブレイカー」として知られ、狙った場所に入れると螺旋を壊し、鎖をβシート側へ導く引き金になりうる。

安定化のために埋め込んだ変異が、時間差で分子を誤った折り畳みへと追いやるのだ。

ワクチン開発時の資料には、本当は6つのプロリンを入れた、より強固に安定化したバージョンがすでに存在していた。2Pロックは研究開発の妥協点であり、タンパク質工学的には「未完成」の設計だったのである。

論文は塊の中にスパイクタンパク質そのものを同定したわけではない。だからこれは状況証拠の積み重ねだ。しかし、プロリンを含まない旧型ワクチンでは同様の塊の報告が乏しい点、ラマン分析が示した二段階の構造変化がプロリンのシス-トランス異性化と物理化学的に整合する点を合わせると、2Pロックが一連の異常凝集の起点である可能性は相応に高い。生体内でこの塊が同じように溶けずに残るとすれば、微小な血流障害が慢性化する経路も否定できない。

分子を安定させるためにはめ込んだ鍵が、長い時間をかけて分子をまったく別の危険な構造へと折り畳み直していた。設計の意図と正反対の結末が、解剖台の上で静かに実証されつつある。

記事『「Calamari Clots」に関する2つの新しい論文』

 

研究論文 『Self-Reported Observations of Unusual White Fibrous Structures in Embalmed Corpses: Multi-Year Survey Results from Embalmers in Five Countries, 2022–2025』(防腐処理された遺体における異常な白色繊維構造の自己報告観察:2022~2025年の5カ国防腐処理士複数年調査結果)2026年

 

研究論文 『Raman spectroscopic Characterization of Anomalous Intravascular Fibrous Casts: Evidence for Stage-Dependent β-sheet Enriched Protein Maturation』(異常血管内繊維様円柱のラマン分光分析による特性評価:段階依存的なβシート富化タンパク質成熟の証拠)2026年

 

 

 

 

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