手軽でおいしい肝臓に最悪な夏の昼食の定番メニュー | 自然治癒力と免疫力で改善する健康ダイエット

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こんにちは。

自然治癒力と免疫力でからだの不調を改善

健康ダイエットコーチの濱西です。

 

夏の食べ物イラスト:そうめん、かき氷、焼き鳥

 

手軽でおいしいけれど肝臓には最悪な夏の昼食の定番メニューがあるのをご存知でしょうか。

 

そう意外なアレです。

 

今回は医師の栗原 毅さんより大変勉強になる記事を投稿いただきましたので、紹介したいと思います。

 

参考になれば幸いです。

 

以下引用:

 

◆糖尿病で寿命が8~11年も縮む

 

「人生100年」といわれるほど長生きになった日本人ですが、すべての人が100歳まで生きられるわけではありません。長生きするためには、病気にならないことが大事です。

 

糖尿病は寿命を縮める病気の代表的なものです。少し古くなりますが、2001~2010年に糖尿病で亡くなった日本人4万5708人を対象とした研究によると、男性は71.4歳、女性は75.1歳と報告されています。

 

データをとった最終年、2010年の日本人の平均寿命は男性79.6歳、女性86.3歳なので、糖尿病の人は男性で8.2歳、女性は11.2歳と寿命が短くなっていることがわかります。ちなみに、2024年の日本人の平均寿命は、男性81.1歳、女性は87.1歳とさらに延びています。

 

糖尿病は予防できる病気ですが、そのためには年齢や性別を考慮した生活習慣の改善が望ましいと考えます。

 

◆糖尿病の原因になる「脂肪肝」

 

そこで、年代別に心がけておきたい生活習慣のコツについて解説します。

 

まだ糖尿病と診断されていない若い世代の方は、これを実践することで、将来の糖尿病を防ぐことができます。

 

すでに糖尿病と診断された人も、自分の年代の生活習慣の改善につとめることで、血糖コントロールがよくなり、合併症の予防になるでしょう。

 

糖尿病の原因には脂肪肝があります。つまり、脂肪肝があるだけで、その人は糖尿病予備軍だということです。私がかつて勤務していた東京女子医科大学のデータによると、男性の場合、30代、40代で脂肪肝を発症する人が増えていることがわかりました。

 

脂肪肝の年代別男女別分布グラフ

 

糖尿病の年代別男女別発症率グラフ

 

◆女性は閉経すると脂肪肝が増える

 

これに対し、女性の場合、50代、60代で脂肪肝の発症が急激に増えていることがわかります(図表1参照)。

 

女性の脂肪肝のピークが男性よりも10~20年遅れるのは、脂質代謝に関わる女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が影響していると考えられています。

 

女性は閉経すると、エストロゲンの分泌が急速に低下しますが、それにともなって脂肪肝が増えてくるとされています。

脂肪肝になるとインスリン抵抗性が起こるため、10年ほどで糖尿病を発症します。

 

図表2のグラフは、糖尿病(糖尿病が強く疑われる人)の割合を年代別・男女別に調べたものです。これを見ると、男性は50代以降、女性は60代以降に糖尿病が大きく増えていることがわかります。

 

図表1の脂肪肝のグラフと合わせて見ると、40代で脂肪肝になった男性は、その10年後の50代以降に糖尿病を発症。50代で脂肪肝になった女性は、その10年後の60代以降に糖尿病を発症するということになります。

 

◆更年期以降はくだものを控えるべき

 

では脂肪肝→糖尿病→合併症の流れに巻き込まれないようにするには、どうすればよいのでしょうか。

 

そのために、ご自分の年代を意識した生活習慣の改善が役に立ちます。

 

50代からは女性の脂肪肝が増えてきます。更年期を迎えた女性は、エストロゲンの分泌低下により代謝が落ち、そのことが原因で、体に脂肪がついて肥満しやすいことも知られています。

 

とくに閉経前後の45~55歳は、もっとも体重や体の脂肪が増えやすい時期とされています。脂肪が増えれば、脂肪肝になっている可能性もあります。血液検査の機会があれば、肝機能値(ATL)を必ずチェックするようにしましょう。とくに、くだものを食べすぎると、肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積され、脂肪肝へと直結します。できるだけ控えるようにしましょう。

 

新鮮な果物の盛り合わせ

 

◆50代からは早食いNG

 

この年代でやるべきことのポイントは、早食いを改めること。50代で早食いが習慣になっているなら、動脈硬化の予防のため、食事をよくかんで、ゆっくり食べる習慣に変えていく必要があります。

 

動脈硬化を進める要因は、高血圧や脂質異常症、そして糖尿病がありますが、そこに血糖値スパイクがあると、さらに動脈硬化が進み、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)や脳血管障害(脳梗塞・脳出血)のリスクが高くなります。

 

女性も意外に早食いの方が多いので、食事はゆっくりとりましょう。

めん類は、ゆっくり食べるのがむずかしいメニューです。めん類が多い人は、めん類を控えてみましょう。

 

◆要注意な「早食いメニュー」

 

夏の昼食はそうめんが定番ですが、そうめんは早食いになるだけでなく、糖質のとりすぎにもなりがちなので、脂肪肝や糖尿病の数値がなかなか改善しません。

 

私の患者さんにも、そうめん好きがいましたが、そうめんをやめてもらったら、高かったALTが正常になったケースがあります。

 

そうめん:早食い・糖質過多に注意

 

またカレーライスや、牛丼などの丼ものなど、器一つで食べられるメニューも、早食いしがちなので、よくかんでから食べるようにしましょう。また丼ものはごはんの量が意外に多いので、ぜんぶ食べてしまうと適正糖質量を超えてしまいます。2割ほどごはんを残すか、頼めるのであれば「ごはん少なめ」にしてもらうようにしましょう。

 

◆70代以降は「脳をボケさせない」

 

70代は60代で脂肪肝を発症した人が、糖尿病を発症する可能性が高い年代です。

 

この年代で心配なのは認知機能の低下ではないでしょうか。認知症は加齢とともに、増えてきます。

 

70代以上を対象にした2022年度の調査によると、認知症の割合は約12%、認知症の前段階とされる軽度認知障害(MCI)の割合は約16%で、両者を合わせると3人に1人に認知機能の低下がみられるのです。

 

とくに糖尿病の患者さんは、認知症の発症リスクが高いことも知られているので、注意しなければなりません。

 

アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)では、発症リスクが約1.5~2倍、脳血管性認知症では発症リスクが約2倍になるとされています。

 

糖尿病でインスリン抵抗性が起こると、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβと呼ばれる物質が脳に蓄積されやすくなるといわれています。