こんにちは。
自然治癒力と免疫力でからだの不調を改善
健康ダイエットコーチの濱西です。
朝からダルい。
特に月曜日の朝は憂うつな読者さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
毎週月曜日の朝は都内の電車はどっかしら遅れています。
体調不良で具合の悪い乗客の救護活動で電車はしばらく停まります。
ただでさえ満員で行くのもしんどいのに、電車遅延でますますゲンナリに。
命を会社に売っても何年かすれば忘れ去られてしまうもの。会社はお金を頂くために働いている集団なのです。
行かないといけないのは重々わかりますが、自分一人でどうにかなるレベルではないことを知っているはず。
だからあまり執着するのはよくないですね。
自分の命。大切にしてほしいなと切実に思います。
さて、でもどうして朝からダルいのでしょうか。
そこには糖質が関係していると言われています。
今回は、栄養療法専門クリニックである新宿溝口クリニック 院長 溝口 徹さんより 大変興味深い記事を投稿いただきましたので、紹介したいと思います。
参考になれば幸いです。
以下引用:
■脳のエネルギーは「砂糖だけ」ではなかった!
肝臓や筋肉から糖を取り出したり、筋肉のたんぱく質を糖に変換したり――なぜ、体はそこまでして糖をほしがるのでしょうか。
体の三大エネルギー源は、糖質(厳密には炭水化物)、たんぱく質、脂質ですから、糖がないなら、そのほかのエネルギー源を使えばいいと思うかもしれません。しかし、どうしても糖がほしくなるには理由があるのです。
まず、私たちの体中に酸素を運ぶ役割をしている赤血球は、ブドウ糖しかエネルギー源として利用できません。さらに糖は、脳の主要なエネルギーとしても使われます。
かつて「砂糖は脳のエネルギー」と宣伝されていたことがありました。砂糖、つまり糖が脳のエネルギーになるというのは間違いではありません。
しかし、脳にとって糖質は主要なエネルギー源ですが、「唯一」ではありません。
脳が糖以外に使えるエネルギー源、それが「ケトン体」です。
ケトン体は脂質(脂肪酸)をもとに、肝臓でつくられます。こうしてつくられたケトン体は、肝臓を除いたほぼ全身でエネルギーとして使うことができます。
そして、ケトン体こそが「朝ダル」改善の救世主なのです。
■脂質からつくられるエネルギー「ケトン体」
ケトン体について説明する前に、まずはエネルギーの大原則を押さえておきましょう。
・栄養素のなかでエネルギーとして使えるのは、たんぱく質、糖質、脂質の3種類
・3つのエネルギーのうち、糖質が優先的に使われる
・ エネルギーが切れることは体にとって緊急事態であるため、エネルギーの供給は生命活動のすべてにおいて優先される
寝ている間に血糖値が下がったとき、下がりすぎて低血糖にならないように、交感神経が優位になります。それによってアドレナリンの分泌が促されると、肝臓に貯蔵されている糖が放出されたり、筋肉にあるたんぱく質を糖に変えることで、血糖値を維持して低血糖になることを防ぎます。
しかし、肝臓や筋肉に貯蔵されている糖が空っぽになってしまったとき、筋肉をひたすら分解するだけで血糖値を保つのは無理があります。そもそも、たんぱく質の本来の仕事は体の材料になることであり、エネルギーになることではありません。
そこで使われるのが脂質です。アドレナリンは血糖値を上げるとともに、体内の中性脂肪を分解して脂肪酸という形にし、エネルギーとして使います。糖は1gあたり4kcalなのに対し、脂は9kcalと倍以上。効率のよいエネルギー源であることがおわかりいただけるでしょう。
■ホルモンの節約にもつながり、いいことづくめ
加えて、脂質を貯蔵する脂肪細胞は大きな組織でもあります。
例えば体重60kg、体脂肪率20%の男性の場合、肝臓や筋肉にストックできる糖の量が約1520kcalなのに対し、脂肪はなんと約86400kcalと60倍ものエネルギー量を蓄えることができます。さらに、脂肪は脂肪細胞が大きくなることで、どんどん貯蔵することができるのです。
ここで問題なのが、エネルギー源に脂肪酸を使えない臓器が存在することです。その1つが脳。ただし、脂質をもとにつくられるケトン体なら、脳はエネルギーとして使用することができるのです。
糖がなくなったとき、脂質からケトン体をつくり出せるようになれば、血糖値がどんなに下がってもエネルギーの供給が途絶えることはありません。
そのため、血糖値スパイクが起こらず、交感神経が優位になることもないので、疲れやダルさ、イライラといった不調も出てきません。
インスリンやアドレナリンなどの血糖調節に関係するホルモンの出番もないので、こうしたホルモンの節約にもつながります。まさにいいことづくめです。
■たんぱく質を単体でとるのではなく、脂質と一緒にとることが重要
そこでおすすめなのが、たんぱく質を単体でとるのではなく、脂質と一緒にとることです。具体的には、脂質のみをとるのではなく、肉や魚など脂を含むたんぱく質をとります。
そうすることで、摂取したたんぱく質が効率よく体に必要な組織につくり替えられ、ホルモンや消化酵素などとして働くようになるのです。その結果、たんぱく質や脂質の吸収率が上がり、好循環になっていきます。
また、たんぱく質は前にも触れたメラトニンやセロトニン、GABA(ギャバ)グリシンといった脳内神経伝達物質の材料でもあるため、やる気や幸福感だけでなく、睡眠のリズムや質にも影響を与えるのです。
■自分がケトン体を使えるかどうかを知る方法
ここまで読まれた方は
「私の体では、ケトン体がつくられているのだろうか」
と気になっているのではないでしょうか。そこでチェック方法をご紹介しましょう。
やり方はとても簡単。ランチを抜いてみればいいのです。
朝食を食べ、その後ランチを抜くことで、糖の供給が途絶えたときにフラフラする、イライラする、頭痛が起きる、甘いものが無性に食べたくなるといった不調が起こっていたら、エネルギーがケトン体モードに切り替わっていないというサインです。
一方、まったく変わらずにいつも通りの生活ができているのなら、エネルギー源がケトン体にうまくシフトができている証拠です。
■脂質をうまく使えるようになってくると様々なからだの不調を改善できる
脂質をうまく使えるようになり、体がエネルギーで満ちてくると、体は次のフェーズに向かいます。
それは、脂質を材料にしたさまざまな物質をつくり出せるようになることです。
例えば、かつてアンチエイジング効果で大きな話題となったコエンザイムQ10、そして女性ホルモンをはじめとする性ホルモン、ストレスと戦うコルチゾール、免疫力やメンタルの安定、妊娠力アップなどさまざまな働きが注目されているビタミンD――実はこれらも脂を材料につくられます。
コレステロールも、脂質を材料としてつくられます。一般的にはコレステロール=悪者というイメージが強いようですが、オーソモレキュラー栄養療法ではむしろコレステロールを重視しています。
確かにコレステロールが高すぎるのも問題ですが、低すぎるのも大きな問題です。それは体のエネルギーが常時不足していることを意味しているからです。事実、不調を訴える患者さんで、コレステロールが低い人は少なくありません。
体にとって何よりも優先すべきことは、エネルギーが不足しない状態を保っておくことです。そのため、不足すると筋肉を分解したり、興奮ホルモンを出したりと、さまざまな方法を使ってエネルギーを保とうとします。
そんな人でもコレステロール値が上がり、エネルギーの供給が安定してくると、体はもちろん、メンタルの不調までもが一気に解消されていくのです。


