お久しぶりです。

このところチャッピー君や

Geminiちゃんとの会話に満足し、ブログをさぼっていましたが、子供達の成長だけは記録に残しておきたいな、っと驚き


あと半月ほどで日本行きですが、子供達も私も、ラストスパートで行事がワチャワチャ入っていますダッシュダッシュ



そんな中、バルセロナの中でもかなり保守的な教育を受けている子供達の宿題を手伝いながら、やっぱり日本の教育って素敵だなぁ〜ラブラブってシミジミ思ったのでシェアさせてください。


小学3年生(9歳)の娘が三学期に習っている「太陽系(EL SISTEMA SOLAR)」についてですが、

問題を開いてみると、そこには大人でも一瞬フリーズするような、ガチガチにアカデミックな単語達が💦



  • 地球の自転・公転の仕組みと、それがもたらす四季の影響
  • 太陽系の惑星を「岩石惑星」と「ガス惑星」に分類する問題
  • 地球の内部構造(地殻・マントル・核)についての説明
  • 大気の成分(窒素・酸素など)の切り分け


毎回思うんですが、これ、「日本なら何年生レベルなんだろう?」!?


気になって調べてみたら、なんと内容によっては「中学3年生」で習うレベルでした…!

​日本の小3といえば、まだ「ちきゅう」とか「たいよう」ってひらがなで書いてる時期ですよね


なぜヨーロッパでは、9歳にしてこんなに高度な科学をダイレクトに学べるのでしょうか?

​そこには、言語と教育システムに隠された面白い秘密がありました。

​1. ヨーロッパの強みは「漢字の壁」がないこと

​日本の理科で「公転」や「地殻」を小3に教えようとすると、まず「漢字が難しくて読めない・書けない」という問題にぶつかります。ひらがなだけで「ちかくのこうてんにより…」と書くと、逆に意味が分かりづらいですよね。そのため、日本のカリキュラムは**「その学年までに習う漢字」に合わせて、理科や社会の進度をかなり慎重にコントロール**しているそうです。


​一方で、アルファベット圏のヨーロッパの子供たちは、小1〜小2で文字の読み書きの基本がほぼ完成します。

小3(9歳)になれば、文字を覚える負担がゼロなので、**「言葉を使って、宇宙の複雑な仕組み(概念)を理解する」**というフェーズに一気にシフトできるとか。


​テストの採点を見ても、多少のスペルミス(カタロニア語の公転 translació を trastació と書いたり)があっても、先生はバツにしません。

「仕組みを頭で理解していればOK!」というスタンスなのも、アルファベット圏ならではだと感じます。


あと、このテーマは一回習ったら終わりでは無く、毎年一学期は人体と栄養学について、二学期は植物、三学期は天体、地球について、っという感じでリピートするテーマです。

こうやってスペインの子供達は、木の年輪の様に少しづつレベルを上げて深くジックリ学んでいくみたいです。



​ちなみに、同じ漢字圏の中国はどうなのかというと、小学校の理科の進みは日本よりかなり早いそうです。

その理由は、低学年で徹底的に叩き込まれる発音記号**「ピンイン(アルファベット表記)」**があるから。漢字が書けなくてもアルファベットで教科書を読めるので、ヨーロッパと同じように先取り学習ができるんだとか。


日本でもひらがな、カタカナがあるので学ぼうとすれば学べるハズですが、

日本がひらがなで先取りしないのは、「漢字文化を守り、文章の読みやすさを保ち、子どもたちの間に格差を作らないようにする」という、国としての明確な歴史的・政治的判断(選択)の結果、だそうですびっくりマーク


​2. 日本の教科書は世界最高峰の「モンテッソーリ教育」?

​ここで気になって、日本の小3の理科の教科書を開いてみたんです。

すると、そこにはスペインの教科書とは真逆の世界が広がっていました。



​日本の教科書は、

  • ​「太陽とかげ」という身近なテーマを、10ページ以上かけて写真や絵でじっくり説明。
  • ​「太陽の光でそうめんを乾かしてみよう!」
  • ​「鏡で日光をはね返して、的に当ててみよう!」

​といった、五感を使った実験や遊びのページがこれでもかと詰まっています。


​これを見たとき、ハッとしました。

**「あ、これってもの凄く子供フレンドリーだし、ある意味『モンテッソーリ教育』や、スペインで言われる Educación Nova(新教育運動)の理想そのものじゃない!?」**と。


ヨーロッパ(特に南欧)の伝統的な教育は「足し算」です。若いうちに人類が築いた知識(教養)をガシガシ頭にインプットさせます。だから小3で太陽系も地球の層も一気に網羅するけれど、その代わり「そうめんを乾かして体感する時間」はなさそうです(笑)。


​一方、日本の教科書は教える要素をギリギリまで「引き算」する代わりに、「子供が自発的に『なぜ?』と興味を持つためのステップ」を、芸術的なまでに細かく設計しているんです。これって、国が作った公立の教科書としては、世界的に見てもとんでもなく贅沢で素晴らしいアプローチなんですよね飛び出すハート


​🌎 異なる2つの教育環境を生きていく娘へ

​最初は「スペインの小3、レベル高すぎてついていけるの!?」と焦りましたが、仕組みが分かるとそれぞれの国の「戦略の違い」が見えてきて面白くなりました。

  • スペイン: 若いうちから大人の科学のステップにダイレクトに放り込み、骨太な抽象的思考を育てる。
  • 日本: 身近な体験から「科学って楽しい!」というワクワクをジワジワと育て、高学年で一気に爆発させる。

でもこうやって考えると、ADHDのある息子くんのは日本の小学校で勉強する機会がもっとあれば良かったのになぁ〜、っとつくづつ残念です。バルセロナ市内で、日本のような体験型学習を受けるとなると、最低でも月700ユーロはする世界なので、本体の日本の義務教育って素晴らしいですね


​皆さんは、どちらの教科書のアプローチが好みですか?

ぜひコメントで教えてくださいね!