<歓迎の門・ゴシック様式 1565年>
聖母マリアの坂を降りきると、歓迎の門があります。
これは1565年の日付でモンセラットの紋章
(山の絵とのこぎりが施されています)の入った表門で、
かつての古い城壁の一部が残っています。
モンセラットとは、カタルーニャ語でモンは山、
セラットはギザギザという意味で、
意訳すると「のこぎりの山」となります。
日本にもありますね。
<オリバー修道院長の像>
1025年にモンセラット修道院を創設した
オリバー修道院長に捧げられた大きな銅像があります。
オリバー修道院長は1025年にベネディクト会から
派遣された院長で、ここの開祖に当たります。
オリバーは伯爵で、作家出、当時カタルーニャ、
またはイベリア半島で最も重要な霊的指導者の
一人だったと言われています。
彼の最も大きな功績は、彼がアラビア語の写本をラテン語に
翻訳したことと言われています。
1409年に、宗教的集落は大きくなり、独立した修道院となりました。
銅像は、モンセラットの見取り図を持ち、もう一方の手は歓迎を表しています。
ベネディクト会は、カトリック教会最古の修道会で、
複縦、清貧、童貞(純潔)の厳しい戒律を持つ一方、
中世ヨーロッパにおいては宗教のみならず、
芸術・建築・土木において大きな役割を果たしたそうです。
ベネディクト会のモットーは、
「Ora et Labora 祈り、かつ働け」で、
かつてここで暮らしていた修行僧は
自分たちで個別に修行活動を行い、
食べ物も近隣農民などからのお布施で賄っていましたが、
ベネディクト会は彼らに「働くこと」を
修行の一部として導入したそうです。
この結果、修行僧たちは、村人達に文字を教えたり、
薬草を育て調合し薬を処方したり、
建築土木の分野で貢献したそうです。
黒い修道服を着ていることから「黒い修道士」と呼ばれています。
現在でも80人ほどの修道士が暮らし、モンセラット修道院は
カタルーニャのカトリック総本山となっています。

