まだ、先日17日に行った演奏会の感動の余韻が消えません。
ここまで心が震えるような感動を覚える演奏会は、そう多くはありません。
なので、単に素晴らしい演奏だった、だけではない何かを「言葉にならない」で終わらせていたので、これもお稽古と思い言葉にしようと思います。
指揮者の小林研一郎さんから感じたのは、音楽への深い深い愛と、敬意でした。
仲間(楽団員やソリストの牛田さん)への信頼、作曲家へのリスペクト、そして主催者やその場を共にする私たち聴衆への愛も、そのお姿や言葉から感じました。
そして、舞台の上で全身全霊で指揮をする姿からは、とてつもないエネルギーがあふれていたのです。
アンコールの時にマイクを手にして、お話をされました。
今日、ここで演奏をすることができたことに対する感謝と、アンコール曲「ダニー・ボーイ」のことを。
お父様が亡くなり煙になる時、ちょうど読響さんと一緒にダニー・ボーイの指揮をされていたそうです。
「私のことを思って何とも言えない音を出してくれて…。余計な話をしたかもしれません。」と。
マエストロの想いがつまった「ダニー・ボーイ」の演奏は優しく、せつなく、心に沁み渡りました。
牛田智大さんのアンコール、ブラームスの
「Op118-2」も、泣けました。
最後の音が消えた後の「静寂」は、やはり美しくて、時間のない世界にいる感覚でした。
音楽に感動したのはもちろんだけど、今回最も心を震わされたのは、マエストロの愛と敬意に満ちた在り方に触れたことだったのだ思います。
マエストロや演奏者の想いだけではなく、在り方や生き方が音に宿っていました。
心が深く震える経験は、生きる力になるのだと実感しています。
