前回の記事で、人間が生きていくために思考をやめることは、詐欺師の餌食になることだと書きました。
けれども、ヒプノセラピーを受ける時など、潜在意識や自分自身の魂と繋がるセラピーを受けたり、ワークを実践する時に、「思考は邪魔」だと言われると思います。

この理由は、よくマインドフルネス瞑想の時に「心のおしゃべり」とか「心の雑音」という説明のされ方をするのですが、顕在意識の声が潜在意識に集中邪魔をするから、ということからだと思います。

ヒプノセラピーのセッションを受けた時に、何となくイメージが見える、もしくはキーワードが浮かんでくるという形で情報を知覚するのですが、その時に受け取った情報が、例えば戦国時代の身分が高い女性なんだけれども、髪を結っていたとか、足袋を履いていたりして、セッションを受けた後で調べてみたら、当時の女性は髪を結っていたのは遊女だったり、足袋を履いてはいなかった、という情報があった、というように、歴史的な情報が間違っている、ということがあります。

それで、ヒプノセラピーで見た情報が前世の記憶ではなく、単なる願望だとか妄想の類だと決めつけてしまう、という人がよくいるそうなのですが。 

ブルース・モーエンメソッドのレベル1講習を受けた時に、見えない世界の情報を受け取る時の注意事項について、色々なことを学びます。

その中に、見えない世界の情報を知覚する時に、知覚者と解釈者という、2種類の脳の働きについての説明を受けるのですが。

知覚者というのは、潜在意識の世界の情報をそのまま感知する脳の働きで、解釈者というのは、知覚者が感知した情報をセラピーを受けた本人の知識(実体験や知識として学んだ情報など)や記憶を基にして脳に伝える働きのことを示します。

潜在意識で感知した情報をセラピーをそのまま受けた本人の脳が情報として受け取ることは難しいので、解釈者という機能が、本人の知識として蓄積している情報の中から一番近い物に変換して伝えることになる、ということですね。

なので、ブルース・モーエンメソッドの講習のエクササイズでは、冷静に考えると辻褄が合わないイメージが見える、ということがよく起こります。

この時代にそういう物が存在することはあり得ない、と思って却下してしまっていがちなんですが、実は受け取ったイメージそのものの情報を見せても何のことかわからん、という状態になってしまうために、顕在意識が知っている物の中で一番近い物のイメージで見せる、ということが脳内で起こるんですね。

なので、ブルース・モーエンメソッドのエクササイズの時やヒプノセラピーのセッションの時には、見えたり、キーワードとして受け取った情報について、本物か偽物か、という検証をしてしまうと、情報を受け取ることができなくなってしまうので、「思考は雑音だ」と言われて、思考は無視して、情報を感じて受け取ることに集中するように、と指示されるのです。

私も、前世療法の本


 

 の付録のCDを聞いた時は、色々考えているうちに寝落ちしてしまっていましたが。


ブルース・モーエンメソッドの講習を受けて、知覚者と解釈者についての説明を受けたことで、ヒプノセラピーを受けて見えたヴィジョンに矛盾があることが理解できるようになりました。


潜在意識での記憶にあった情報の中に、現代では知られていない物が存在した場合、脳は現世の記憶の中から一番近い物を探し出して変換して見せる、という性質がある、ということを前提にすると、ヒプノセラピーのセッションを受けた時に見聞きできる情報が増えるし、その前にセッションを受けた時の情報についても、その時にはわからなかった情報の詳細を知る情報が出てくるようになる、ということですね。


知覚者が外国人で、顕在意識が全く外国語がわからない日本人だとすると、解釈者は通訳に例えると理解しやすくなるでしょうか。


通訳が聞いた外国語を日本語に翻訳する時に、なるべく日本語で一番近いニュアンスの単語に変換するのと同じことを、解釈者は行っている、という訳です。


ヒプノセラピー等の潜在意識で見えない世界の情報を見聞きしようとした時に、前世の情報が歴史の知識と矛盾しているから、これは前世の記憶ではなく、自分で作った情報だと思い込んでしまう人がいますし、私も実際にそうでした。


けれども、ブルース・モーエン講習を受けて、知覚者と解釈者の仕組みについて学んだことで、実はそうではなかった、ということが理解できました!


なので、ヒプノセラピーや瞑想等で見えない世界と繋がる場合は、思考は一時的に置いといて、感じることとにかく、自分の感覚で見えたもの、聞こえたものを受け入れてみよう、ということをやっていれば、ちゃんと自分では忘れてしまっていた無意識の記憶がよみがえってくる、という訳です。


その辺のところをごっちゃにしてしまっている方が多いというか、私自身もそうだったので、思考が邪魔というのは、あくまでもヒプノセラピー等の限定的な場面での話であって、仕事や日常生活全般でそれをやってしまうと、とんでもないことになるよ、という話でした。