昨日放送のべらぼうを見ていて、横浜流星さんの蔦重が知恵を絞ってあれこれ考え、妙案を思いつく場面を見る度に、自分も元気が出るというか、励まされる、勇気が出るな、と思いました。
今回のべらぼうは、江戸時代で最も豊かで華やかな文化が花開いた、文化文政時代を舞台にした初めての大河ドラマです。
過去に江戸時代を舞台にした大河ドラマは決して少なくはなかったのですが、最近多くなった幕末か、最近やならくなったけれども昔は定番だった忠臣蔵の元禄時代のどちらかがほとんどでした。
例外は八代将軍吉宗ですが、暴れん坊将軍でお馴染みの徳川吉宗公が主人公ですので(^∀^;)
それはともかくとして、今回のべらぼうは、元々私が好きな時代で好きな人物=葛飾北斎、滝沢馬琴、十返舎一九といった人々が活躍するストーリーなんですが、そうした人々を世に送り出した蔦屋重三郎が主人公なわけです。
その蔦屋重三郎、通称蔦重は、吉原の大門前の茶屋で客の案内をすることを生業としていて、吉原の遊郭のガイドブックの出版から身を起こして、化政文化を代表する作家達や浮世絵師達を多く世に送り出した版元となりました。
現在も、出版業界用語で出版社のことを版元と呼ぶんですが、この時代の本屋が版元と呼ばれていたことに由来しているんですね。
それはともかく。
それから、去年の光る君に続いて、べらぼうは日本で戦乱がほとんどない、平和な時代を舞台にしていて、合戦の場面がないから視聴率が取れないんじゃないか?と言われていましたが。
光る君も合戦の場面がないといわれつつ、刀伊の入冦の場面が出てきましたし。
そういう意味で、全く戦闘の場面がないのは今回のべらぼうが初めて(昔のは知りません)じゃないかと思います。
まあ、喧嘩と火事は江戸の華と言いますので、派手な乱闘シーンは出てくると思いますが。
それから、蔦重の経歴から、前半の舞台は吉原の花街なんですけれども。
鬼滅の刃の遊郭編も「子どもに見せるべきではない」と、アニメ化に批判的な声が上がったと聞いていますが、今回のべらぼうも放送前から吉原が中心のくだりがあることが批判されていて、初回の放送で全裸の女郎の遺体が山積みにされて捨てられる場面が出てきたことから、炎上していましたが。
エロというよりも、死んだ女郎は着物を剥ぎ取られて捨てられてしまう、という残酷さの方が際立った場面でした。
吉原の上部の華やかさだけでなく、遊女達が置かれた状況も容赦なく生々しく描かれています。
特に先週は吉原の遊女の残酷な現実が強調されていた回でした。
それだけでなく、版元を立ち上げようと頑張る蔦重を閉め出そうと躍起になる版元連中と葛藤や、田沼意次と反田沼派の幕府内の政権抗争といったドロドロした人間模様が展開される中で、横浜流星さんの爽やかさが際立ちます![]()
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横浜流星さんは、トッキュウジャーのグリーン=トッキュー4号役だったのですが、今回、藍に緑を織り込んだ衣装を着けていることもあって、恒例の成田山の節分のまめまきでも、緑の裃を着けておられました❗️
その衣装で更に爽やかさがいや増していますね![]()
青天を衝けの吉沢亮さんの渋沢栄一も爽やかでしたが。
吉沢亮さんも元仮面ライダーの爽やか系イケメンですが、渋沢栄一が埼玉の農村の出なので、爽やかさを極力抑えて素朴さを強調する演出でした(^∀^;)
それに対して、今回の蔦重は江戸っ子の気っ風の良さと、横浜流星さんの真面目でストイックなところが相乗効果で爽やかさ倍増になってるように感じます。
これから、版元として独立、頭角を表して、喜多川歌麿、山東京伝、東洲斎写楽らを次々と世に出して、江戸の文化を隆盛に導いていくのですが。
晩年は、幕府の取り締まりで処罰されたり、決して明るいものではないのですが、その辺りもどのように描かれるのか、横浜流星さんがどう演じられるのか、楽しみです。