オリンピックの水泳で、個人と団体メドレーの両方に出場した有名選手がいました。
先に行われた個人競技は残念ながら結果が出せなかった。
ところが、団体メドレーでは、個人のときよりもいい記録を出し、チームに貢献してメダルを獲得しました。
これを評してある方が、「日本人は自分のためでなく、誰かのために仕事をするときに力が出るんだ」 と言っていました。
多くの成功者に共通する考え方に、実はこの 「誰かのために」 があります。
顧客のため、だけではありません。
同僚のために、事務所のスタッフのために、仕事のパートナーのために・・・・・・。
成功している人たちは、こうした姿勢を持って仕事に臨んでいる人ばかりでした。
「すべてはオレのためだ」 と思っている人を見て、まわりの人たちは何とかしてあげよう、と考えるでしょうか。
その人のために、一生懸命尽くして仕事をしようと思うでしょうか。 逆に、誰かのために頑張っている人は、応援したくなる。
手を差し伸べたくなるものです。 また働く側も、誰かのためになっている、と思えるからこそ、自分の仕事に愛情が持てる。
自分の行動が好きになれる。 懸命に頑張れるわけです。
私自身にも心あたりがあります。 「読者のために」 という気持ちの切り替えが、大きな転機となったと先に書きました。
実は読者以外にも、強く意識していたのが、私に仕事を発注してくれた編集者やディレクター、そして取材させてもらった人たちでした。
どうすれば彼らの役に立てるか。 彼らの成果を作れるか。 彼らの出世を応援できるか。 私はいつも、そのことを考えるようになったのです。
結果的に、読者に支持をしてもらうことこそ、彼らにも報いることだと次第に気づいていきました。
自分のためではなく、人のためになることを考える。
それだけで、仕事は一気に変わるのです。
━━ 自分のために働こうとしていませんか?
『成功者3000人の言葉』 上阪 徹(著)
