■或る日こういう質問をした人がいた。
「先生、何故この世に迷いがあり、悪があり、苦しみがあるのでしょう。神が完全であれば、何故人間を迷わない、苦しまないように造らなかったのでしょう?」
この質問はよくされるものであるが、その時、五井先生は次のように答えられた。
「それは心の持ち方ですよ。登山者は山に登る苦しみをへて頂上にたどり着く。その喜びはそれは大変なものです。その場合、苦しみは悪いことだろうか?その人にとってただ単に苦しいことか?あるいは喜びであろうか?楽しみであろうか?
或る人がお酒を止めようと思ってもお酒を止めることが出来なかった。その人はついに病気になってしまった。それが動機となって信仰の道に入り、病気も治るし、お酒ものむなんてコリゴリだと思い、ピタリと止まり、清らかな生活に入っていった。
この場合、この人にとって病気は悪いものでしょうか?その人にとって善なるものでしょうか?その人にとってよかったわけですね。
よいからこそ守護霊さんがそう導いたわけです。赤ん坊が最初から大人のように大きかったら、育てる楽しみがなくなってしまいますね。
赤ん坊がだんだん大きく生長して、完全になっていく、というところに人生の妙味があるのだし、よいところがあるのです」
■「青年指導のキーポイントは?」という質問に、こう答えられた。
「①人間は肉体のみの存在ではなく、永遠の生命である。これに目覚めさせ、人間の真の価値を教えること。
②正義であろうとも調和が乱れたら正義ではないということ。
③愛、人を痛めない心をもつこと。
④指導者は本当に純粋であれ。」