ポスチャースタイリスト古谷維久子です。
先月のことになりますが、
人生初の、お能の本格的な舞台を拝見しました。
私のお能人生は》》》この時からスタート。
まさか、数か月後に舞台を観る機会が訪れるとは。
人間国宝の能楽師さんの舞は、圧巻。
お衣装も素晴らしく、まさしく【夢の中のよう】
お謡のかたは、 2時間近い演目の間ずっと、
ヒノキの舞台の上に、正座をしておられます。
お座布団は無いんです。
板の上に正座ですよ。
なのに、立つ時は、よろけることなく、
すーーーっと、まっすぐに立たれる。
舞の一部で、45分くらいず~~~っと同じ姿勢。
片膝を立てた姿勢。
微動だにせず、片膝45分。
バランスを崩すこともなく、
立てているひざを左右変えることもなく。
舞で、たまに身体の向きが変わります。
向きが40度くらい(?)変わります。
でも立膝のまま。
その都度、もう、立たれるのか?
もう立たれるのか?と思うけど、ずっと立膝のまま。
そして、お謡いのかた同様、
何事もなかったかのように
すーーーっと、まっすぐ立たれたときには、
演目そっちのけで感動。
狂言は、言葉がわかりやすくて、面白い。
現在にもあるような場面で、くすっと笑ってしまいます。
長い演目以外にも仕舞(短い舞)があります。
こちらは、動きが早く、切れがあります。
切れがあり、舞台の空気を動かすのがお囃子。
笛に、鼓、たいこ。
どの音も、場面を切り替えたり、臨場感を出したり。
五感が研ぎ澄まされる感じがしました。
どの部分を切り取っても、超かっこいい。
袴マジックかな?
いえいえ、それだけじゃない、気迫と、間と、息遣い。
本物のお能で、別世界を、初めて肌で感じることができました。
とはいえ、勉強不足で、正直ついていけない時も。
そんな時は、舞台や物語以外に気が向きます。
感動した、檜の本格的な舞台。
分厚いかやぶきの屋根は、全部が本物?
後ろの引き戸(切戸口)がタイミングよく
自動扉みたいに開くのが、美しすぎる。
鼓の音を鳴らすところは、皮?
どうやって、おなじ鼓なのに、
あんなにいろんな音を出せるの??
花道のような橋掛りの奥にある幕だけが、華やかな色合い。
色に意味があるのかな?
前についている、小さな階段。
ここからは下りないの?
途中で出てきた蓋のついた黒い桶のような、
椅子のような床几(しょうぎ)
これ、中にも入れそう。
お衣装、重そうだけど何キロくらいあるのかな?
たくさん疑問がわきます。
少しずつ、なぞ解きをしていこう。
伝統芸能は奥が深い。
アフター能では、
大先輩たちとお夕飯をいただきながら能談義。
オペラの舞台のように、お能の舞台には幕が無い。
最後のお一人が、袖に入られるまでが美しいこと。
そしてコンダクターもいないのに、
あの長い演目が成り立つ、日本の美。
たくさん勉強になりました。
次はいつ、観に行けるかわからないけど、
その時まで、
『ど素人』の『ど』がとれるくらいには勉強しよう。
納豆づくしのお料理も、美味しかったです。
今の姿勢・歩き方で10年・20年後のあなたの身体が決まります。











