【 あじかん 】 と読みます。
瞑想法の一つです。
平安時代の弘法大師空海によって伝えられたそうです。
空海と言えば、高野山。
先日、高野山・金剛峯寺にて
阿字観 (あじかん)を体験させていただきました。
みなさま、おはようございます。
大阪を中心に、
心と身体が軽くなる、姿勢と歩き方をお伝えしております
ポスチュアスタイリス ト古谷維久子です。
ポスチュアウォーキング協会HPはこちら。
今日は、私の阿字観体験記です。
興味の無い方は、スルーしてくださいね。
まず、金剛峯寺拝観窓口にて、内拝料¥500を支払い、
奥にある売店で受け付けです。
事前予約はできず、当日のみの受付・予約が可能でした。
売店で体験料¥1,000を支払い、変わりに受講証をいただきます。
そして、時間の10分前に道場前集合です。
その先に、扉の開いた道場が見えます。
ここより先には、一般の参拝者は入れないようです。
今から、ほんの一時間ですが、普段の生活から隔離され、
瞑想に入るんだわ。 と、それだけでワクワクしてきました。
いよいよ、この龍の横に沿う廊下を渡り、道場に入ります。
日曜日でしたが、15:30スタートの部には私含めて4名の体験者。
普段は、もっと人数が多いそうです。
『 道場に冷暖房はございませんので、
山の気候に合わせた服装にてお越し下さい。 』 との案内がありました。
8月末のまだ暑い盛り。
汗を流しながらも、修行のひとつか・・・と、覚悟を決めていましたが、
道場内には、これっぽいのが2台。
メーカーは違ったかもしれませんが、プラスして、
開けた襖からも、高野山の澄んだそよ風が入り、
心地よく、瞑想に臨めました。
道場には、ご本尊とされる
阿字を軸装にしたものが、正面真中にかかっています。
その前に、4人が横に並んで座り、はじめに、
阿字観 (あじかん)とは、どんなものかの説明を受けます。
【 阿 】 という梵字は、梵語の第一字母として、万物の原理。
これが形になったものが大日如来様だそうです。
瞑想により 『 世界・宇宙と自分はひとつである 』 ことを
実感することが、阿字観を行う意味とか。
急に、自分のスケールが大きくなったように錯覚します。
そして、いよいよ体験のスタートです。
担当僧侶が、丁寧に一つずつ教えてくれます。
まずは、形から入ります。
座りかたは、半跏趺坐(はんかふざ)で。
左足のももの上に、右足の甲を乗せるように足を組むのですが・・・
少し座っていると、痛たたたた・・・・
畳の上なのに、お尻が痛い(泣)
これは、終了までもたないかも。
そんな、悲壮な思いを察知してくださったのか?
「 阿字観 は、苦業ではないので、後ろの座布団を使っていいですよ。
痛い人は2枚重ねて使っていですよ。 」
振り返ると、道場後ろの隅に、
丸い座禅用のお座布団が重ねてありました。
この一言で、僧侶が仏様にも見えました。
みんな、座布団を複数枚借りて、座禅を組みました。
みんなも痛かったんだ。。。
変なところで、一体感を感じました。
次に、体を左右に、続いて前後に揺すって
身体の中心を決めます。
身体をほぐすために、座ったまま両腕をグーッと、
畳にすりつけるように前に出し、
ヨガのネコのポーズのような動き等も続きました。
手は、法界定印 ( ほっかいじょういん ) という形に組みます。
これは、大日如来像と同じ組かたで、
大日如来様と一体となる。という意味があるそうです。
恐れ多いことですが、意味を知り、法界定印に組んでみると、
なんだか、守られているような安心感を感じました。
そして、視線は、1mくらい前方、一つ前の畳の縁くらいに落とします。
ほんとうは、ここまでの調身(姿勢)が身に着かないと、
次には進めないそうです。
が、今回は、体験なので、そこはゆる~く。
いよいよ呼吸法です。
息を吸って、吐いて、の繰り返しですが、
そこに、意識を集中します。
口から、不安・恐れを吐き出すように、空気をだします。
息を全部はき切ると、鼻から、自然とキレイな空気(霊気)が入ります。
一度息を止め、
その霊気が身体中にいきわたるように、胸やお腹一杯に吸い込みます。
そして、
【 阿 】 ( あ ) という万物の原理.の言葉を発しながら、息を吐きます。
ア~~~~~ (吸って) スーーーーーー (空気が身体に行き渡る)
ア~~~~~ (吸って) スーーーーーー
自分のペースで行います。
一息が長い人もいれば、短い人もいます。
4人のア~~~~~ が、だんだん、ばらばらになりました。
はじめは気になりましたが、
自分の息に集中することで、気にならなくなりました。
ア~~~~~ スーーーーーー
ア~~~~~
高野山の神聖な空気が、身体中に沁みこんでいくイメージで、
スーーーーーー
不安を吐く息と、共に出して、
ア~~~~~
不安・・・
ア~~~~~ スーーーーーー
不安・・・
考えていた不安でない、不安が頭をよぎります。
これが、私の一番の不安???
と瞑想の中で、雑念も浮かんできます。
雑念が浮かんだら、畳から、視線を上げ、
【 阿 】に目を向けてください。 と教えてもらいました。
ア~~~~~ スーーーーーー
ア~~~~~
僧侶の合図で、だんだん声を小さくして、息に集中します。
ア~~~~~(無音) スーーーーーー
ア~~~~~(無音) スーーーーーー
無心になったころに、終わりの合図です。
合図で、ハッと、我に返りました。
どんな感覚だったか、言葉にすると、
身体の中から、軽くなるような、
大きく、ゆったりとした気持ちになれました。
地に足は付いているけれど、
身体がふわっと、軽くなったようにも感じました。
終了後、道場を出ると、この看板が。
外の音が、耳に入らないくらいの修行をさせていただきました。
思わず、合唱。
そして、道場を振り返り、再び合唱。
『 瞑想 』 は、体験し、感じるものです。
個々、皆様の感じ方は、私とは違うかもしれません。
私自身 『 世界・宇宙と自分はひとつである 』 と
感じることができたのかどうか、わかりません。
私は、忙しい日常の中、少しでもこのように
仏様を感じ、宇宙を感じる時間があっても
いいのではないかと思います。
私は今、毎朝、5分間の阿字観を続けています。
たまに、寝そうになってしまいますが。。。
起きてすぐに動くよりも、心にゆとりが生まれような気がします。
毎日を、【 忙しい 】 と感じているかたは、
この阿字観を一度体験してみてはいかがでしょうか?
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場所 :
高野山真言宗 総本山金剛峯寺阿字観道場
〒648-0294
和歌山県伊都郡高野町高野山132
TEL : 0736-56-2011(代)
1日・4回実施(所要時間 約1時間)
・9:30 ・11:30 ・13:30 ・15:30
各回定員20名











