大学進学を目指す現役高校生の皆へ | ricky321のブログ

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19-146 中央公論2019-12月号★★★★

読売系列なので、安倍政権に“忖度”しなければならない、つまり決定的な悪口雑言を並べることができないことがちょっともどかしい。けれども、月刊誌としては十分役割は果たしているということができるだろう。

国語特集が良かった。作家、学者、教育者、各々から訊いておりバランスがいい。

現役の高校生に言いたいことなのだけれども(おそらく高校生は読んでくれないだろうが)、学校の国語の授業がつまらなくても、それは君の責任ではない。しかし、自分なりに楽しみを見つけて欲しいということ。それから、充実した高校生生活を送って欲しいということ。それは、志望校に合格するよりも大事なことだ。それから医者になるとか弁護士になるとか、目標が定まっていなければ浪人は避けて、行ける学校に入った方が賢明だということ。但し、早稲田であればどこの学部でもいいとかいう考えはよくない。学部は何よりも優先すべき。

勉強は高校や大学で終わるものではない。このブログを書いているおじさんは、本だけは一応は人並み以上に読んできたつもりだが、最近になってやっと古典というものの面白さが分かってきた。たとえば、古今和歌集は紀貫之が編纂したものなんだけれども、10世紀初めに成立して世紀末、つまり清少納言や紫式部が生まれるころには、貴族の間ではまるまる諳んじていることが常識、教養とされていたというから驚きだ。それまでサブカルチャーだった和歌を文化のど真ん中に持ってきて、平仮名を男も堂々と使うようにしたスーパースターなんだな。「そんなこと知っている」と言われそうだけど、それが知識としてではなく、実感として分かるようになった。ちょっと表現が難しいけれどね。
国語って特に一生の付き合いになるから、勉強はしておいた方がいい。

 

19-147『戸越銀座でつかまえて』星野博美/朝日文庫★★★

子どものころの思い出話が長すぎる。もっと商店街にまつわることを書いて欲しかった。それから地図も添付すべきではないか。(Kindleなので、実際は付いていたのかもしれないが、残念。)

 

19-148『島で免許を取る』星野博美/集英社文庫★★★★

これも福江島の地図が欲しかった。内容には文句ない。非常に構成がうまい。面白い。