・・・・・・・っということで、だいぶ昔の話、ぼくがサラリーマンのとき、電車の中で隣に若い男の子が二人座った。
聞くともなく二人の会話を聞いていると、一人は東大に合格し、もう一人は予備校をやり直しているようだった。
東大合格の子が「問題の中に答えは含まれている。だから問題=答えなのだ」と言ったのだ。
イヤミな奴だなぁ~と思ったが、言っていることは正しい。
テスト用紙に問題しか書かれていないが、それを基にして正解が導き出せるのだから、問題と答えは同一だと言える。
・・・・・・・・
長女が産まれたときのぼくの正直な感想。
「この子に生を与えたと共に、死を与えてしまった。」
こんな感想を持つ父親がどれほどいるのだろうか?
実に不謹慎な感想を持ってしまったが、これも正しい。
・・・・・・・・
こうして考えると、正反対の別々のように見えるものが、実は同じなのであると言えよう。
ぼくらはこうして生きているけれど、同時に死を内包している。
この世に存在するものは必ず変化し、いずれかは無になる。
即ち、【有=無】であり、【生=死】ということである。
・・・・・・・・
生きている限り、世の中は問題だらけだ。
良いことなんて、めったに起きない。
でも、問題が起きたら必ず結果は生じる。
その結果が本人にとって、良いことだろうが、悪いことだろうが、必ず結果という形で解決される。
悪いことの裏には必ず良いことがあり、その逆も成り立つ。
得たものを永遠に持ち続けることは出来ない。
必ず失う。
・・・・・・・・
だから何なのだ?
人生で起きることは全て受け止めるしかないのだ。
自分がやったことの結果は全て受け入れるしかないのだ。
生まれてしまったものは、最後まで生きるしかないのだ。
それが現世の仕組みなのだ。
・・・・・・・・