・・・・・・・っということで、イラク戦争もの。
スナイパーは映画化しにくい。
いろいろとフリルを付けなくちゃ観客は飽きてしまう。
これまでのスナイパーものは、人物を描いたり、スナイプするまでの過程を丁寧に描いたり、追っかけシーンを描いたり。
しかし、本作はスナイパーとのやり取りだけで81分持たせている。
スナイパーがどこに隠れているか、どんな顔をしているか全く出さずに、緊張感だけで引っ張っている。
相当冒険的なアイデアだが、それに果敢にチャレンジしているのは買いだと思う。
流石に、それだけでは持たないので、敵との無線の交信で興味を繋いでいる。
イラクの狙撃兵は知能指数が高く、アメリカ兵に先を読ませず裏をかいていく。
どこから狙っているか、それだけで緊張感は半端じゃない。
いつ頭を吹っ飛ばされるのか、今か今かとハラハラさせるけれど、観客も見事に裏切ってくれる。
評価は低いが、それほど悪い出来栄えじゃない。
先に来て殺された米兵たちが、同じように敵のイラク人スナイパーに無線会話で情報を引き出されたあと射殺されたんだと気付けるかがポイント。
心臓に負荷をかけても平気だという強心臓の持ち主にはオススメです。