・・・・・・っということで、日本の歴史上に奴隷が出てくるのは、107年の『後漢書』、239年の『魏志倭人伝』(卑弥呼ね)にそれぞれ奴隷を献上したとの記録があります。
これは朝鮮半島から侵入した平安人が縄文人を奴隷にしたというぼくの説を以前書きました。
ポルトガル人が渡来するようになってから、直接拉致したり、戦国大名が提供したりしてかなりの数の日本人が奴隷として海外に連れ出されています。
これに秀吉が怒って、連れ戻せと命令した記録が残っています。
このことは、日本に奴隷制度があったのではなく、被害者の立場であったとするほうが正しいでしょう。
その後、政治的混乱の時代から江戸時代にかけて、しばしば人身売買という言葉が出てきます。
これは、飢餓や貧困により仕方なく身内を提供したのであって、奴隷という表現とは遠いでしょう。
明治時代に、からゆきさんとして知られる日本女性の輸出が大規模に行われた負の歴史を持っています。
彼女たちは、娼婦として働かされたそうです。
娼婦イコール奴隷という図式は正しいかどうかは意見が分かれると思います。
ちなみに、お隣の朝鮮においては、20世紀初頭まで『奴婢』という制度がありました。
これについては書きませんが、韓国政府が日本に対して慰安婦問題を声高に問題化しようとしていますが、自らの負の歴史に先ず光を当てるべきだと思うのですがどうでしょう。
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日本における奴隷の歴史をざっと見てきましたが、日本には「制度としての奴隷」は存在しなかったと判断していいでしょう。
それは何故なんでしょう。
日本人は人権を尊重する平和な心を基本に持っているからでしょうか。
古代を除いて、ほぼ単一民族による国家であることがその理由だと思います。
大陸のように、隣の他民族を征服するという行為が島国である日本では行われなかったからでしょう。
やはり奴隷は、自分たちと異なる民族でなければ成り立ちにくいと考えるのが自然でしょう。
黒人が奴隷として尊重されたのは、残念ながらその外見が大きな理由でしょう。
しかも彼らは身体能力が高く、労働者としては理想的でありました。
欧米人が彼らを家畜と同等と考えていたのは、歴史的背景があるとはいうものの、日本人である我々からするとなかなか理解の出来ないことですね。
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さて、日本には奴隷制度がなかったと知って安心した次第ですが、制度としてなかっただけで、隠れ奴隷制度が蔓延しているのではないかというのがぼくの言いたいことのキモです。
ここで、奴隷とは「本人の意思に反して他人に隷属させられることであり、殆ど報酬なしに過酷な労働を強いられ、本人の自由は極限まで制限される状態である」と定義してみます。
現在の日本にそういう状態はどこにも存在しないと胸を張って言い切れる人はいるでしょうか?