イスラエルの生活共同体『キブツ』へ潜入 | 国際交流JustNow

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キブツって聞いたことありますか? 1909年にロシアから逃れてきたユダヤ人達が理想の社会主義を実現しようとつくった生活共同体みたいな組織です。


ソ連のコルホーズ、中国の人民公社のイスラエル版のような存在です。


社会主義なので個人の持ち物はなく共有。給料は持ち寄ってみんなで必要な分だけ分ける。食事は一緒。


実は日本にもあるそうなのですが(漫画で読みました)、平等を目指した理想社会です。


9年前に泊めたイスラエル人からキブツの存在を知り、行ってみたいなぁと願っていました。


と言ってもどうすれば行けるのかわからず、なんとかなるさとイスラエルにきました。


するとエルサレムで再会したユダヤ人のヨナタンが、


「僕の叔母さんがキブツに住んでいるから紹介するよ。泊まらないけど案内するって言ってるよ」


と渡りに船のような提案をしてくれました。


待ち合わせ場所が以下のホテルのロビー。


なんでホテル何だろうと思ったら、キブツが高級ホテルを経営していたんです。


普通のキブツは農村とか田舎にあるのですが、ここは初期に出来たのでエルサレムの郊外に位置してます。


今でこそ住宅地ですが、当時は何もないところだったそうです。しかも、パレスチナとの国境沿い。誰もが避ける場所でした。



国が発展して住宅地が増えるようになると、立地が良いのでとホテルが出来ました。



人民公社みたいだと聞くと農業共同体だと思っていたのですが、時代とともに工業や観光業をするキブツもあるそうです。


こちらのキブツの全体図。



ホテルのロビーで待っていると、マンヤさんという初老の女性がやってきました。


着くなりコロナ前に行った日本の写真を一枚一枚見せられ、説明してくれました。


全てが美しく、小さくて、可愛い。日本人は親切。清潔。トイレが綺麗。止まらない。


次男さんが貿易のお仕事をされていて一緒に旅したそうです。


その次男さんはインドを数ヶ月旅しているとか。いつかまた日本に行く際は泊めてあげてと頼まれました。


マンヤさんは初期の頃から住んでいて、六日間戦争と呼ばれるイスラエルとアラブとの戦争では、国境沿いなので敵兵がこのキブツに攻めて来たそうです。


殺されはしなかったけど相当怖い体験をされてました。


ちなみにユダヤ人に会ったら、ナチスの事をよく聞くのですが、ほぼ全員が家族が親類の誰かを殺されてます。機会があったら聞いてみてください。


下がマンヤさんのご自宅。無料で与えられてます。ちなみに車も無料です。




作業員がいて修繕工事をしていました。ヨルダン人だそうです。


マンヤさん曰く、


「国民同士は仲が良くて平和。指導者が問題を作り出している」


ヨルダン人も同意してました。



早速中に入りました。


こちらがキッチン


奥がリビング


無料の家だと聞いたので、古くて粗末なイメージでしたが、広々としていてオシャレで住みやすそう。


こちらのソファで紅茶とクッキーをご馳走になりながらお話を買いました。


数年前に旦那さんが亡くなってから、元気がなくなり落ち込むようになったとか。だから、人は泊めてないそうです。


子供は5人くらいいて、孫もたくさんいて幸せな家庭を築いています。


物腰が柔らかくて、話しやすかったです。


雨が降ってましたが、キブツツアーをしてくれました。


下はなんと爆弾に備えたシェルター。生まれて初めて見ました。さすがイスラエルだなぁ。



こちらはランドリー。


なんと共同なので洗濯をする必要はありません。


パレスチナ人が洗濯を一枚一枚畳んでいました。これは助かりますね。


こちらは週に2回開くクリニック。敷地内にあると助かりますね。


保育園もあります。


ここのキブツは高級なホテルを経営しているから、潤っているみたいです。


なんでも無料なので、若い人達の入居希望者も多いそうです。


キブツツアーは続きます。