押し込んではいけない痔?! | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

第19号
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昨日に引き続き「血栓性外痔核」の続きです。

オシリに何か出ていたら「中に押し込むと良い」と言われることが多いようです。

薬局のお店の人から、あるいは痔になったことのある人から
「イボが出たら中に押し込んだほうがいいよ」とすすめられ、
一生懸命押し込もうとしている人が多いです。

ですが、この血栓性外痔核は押し込んでも中に入りません。
一時的に入ったとしても、すぐに出てきてしまいます。

「中から飛び出している」のではなく
「外が腫れている」状態なので
押し込もうとしても中に入りません。


だって外のものですからね^_^;

血栓性外痔核に限って言えば
押し込むと悪化することが多いです。

刺激で余計に腫れて痛みがひどくなったり、
治りが悪くなったりします。

だから血栓性外痔核になったら
なるべく触らないようにそ~っとしておくのが正解!

痔の薬を使って、かえって悪化している人も多いです。

それは痔の薬を塗ることによって血栓が刺激されたり、
座薬や注入軟膏を肛門に挿入するときに腫れている部分を押してしまっているからです。
薬を使用するときにも注意が必要です。


診療所のセラピードッグ「ラブ」
毎日歯磨きをします。
口の中に指を突っ込んでも決して噛みません
何をされても怒ったり噛んだりしないことがセラピードッグの条件です


血栓性外痔核になったら
腫れている部分を刺激しない。

そして血栓が早く溶けるように患部を温めるのがいいです。

具体的には

・毎日湯船につかる
・寒い日にはカイロを尾てい骨の当たりに当てる


ことをおすすめしています。
体が温まると血液の循環が良くなります。
そうすると血栓が溶けやすくなります。
また温めた方が痛みも和らぎますよ(*^_^*)

血栓性外痔核には「冷え」と「飲酒」は禁物です。

腫れて痛いときにはアルコールの摂取はやめましょう。

年末年始は何かと飲酒の機会が増えますので注意して下さいね!

血栓性外痔核は「腫れ」です。
「脱肛」ではありません。


だから切らなくても治ります。
押し込む必要もありません。

「腫れ」と「脱肛」を分けて考えましょう。

紛らわしいので、分かりにくい場合は肛門科を受診して診断を受けて下さいね。

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