「その大学のその学部」でしかない理由はあるか。国公立出願開始と【浪人の条件】 | 再婚共働きのリアル家計簿。子育て世代の暮らし(大学受験)

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2026年1月26日。


今日から国公立大学の2次試験の出願期間が始まった。


受験生にとっては、これまで積み上げてきた数字を「志望校」という名の現実へ落とし込む、逃げ場のない数日間だ。


私は、この光景を眺めながら、受験とはまさに人生の縮図だと感じている。

受験勉強をする生徒の手元


娘の予備校の講師は、かつて自分が受験生だった頃、苦戦して気持ちが揺らいだときは必ず志望校まで足を運んだという。

キャンパスの空気を感じ、そこで学ぶ自分をもう一度イメージして、決意を再確認する。

その 「どうしてもここでなければ」という強い渇望こそが、折れそうな心を繋ぎ止める唯一の方法となったそうだ。

私は娘に一貫して、 「明確な目的がないなら浪人は認めない」と伝えてきた。

「その大学のその学部でなければならない理由」がないまま、ただ時間を引き延ばしても、人は容易に他責思考に陥る。

その弱さを抱えたまま浪人という猶予を得ることは、彼女の自立にとってプラスにはならない。

まだ18歳。

将来の目標が揺らぐこともあれば、準備が万全とは言えない面もある。

しかし、それでいいのだと思う。

最初から完璧な目的意識を持てる子など、そう多くはない。

社会に出れば、どれほど覚悟を持って選んだ道でも「やっぱり違った」と気づくことは多々ある。

それは失敗ではない。

やってみて、違うと分かり、また次の道を探す。

その修正の繰り返しこそが、本当の意味で生きるということだ。
覚悟の磨き方:不安と理想、そして生き方

大切なのは、失敗しないことではなく、選んだ先で起きたことに自分で責任を持てるかどうか。

「自分で決めたのだから、次はこう変えよう」と、自分の責任で人生を切り拓いていけるなら、どの道を選んでもそれは正解になると思う。

今日から始まる出願期間。

自分の実力と向き合い、孤独に決断を下し、その結果を一身に受けるという、自立への第一歩。

いつまでも親が一緒に支えることはできないから。


「自分で決める」という痛みを引き受けた経験は、将来どんな壁にぶつかった時も、自身を支える確かな力になる。

「どうしても、ここに行きたい」と言える覚悟はあるか。

それとも、別の場所で新しい自分を作るのか。

今日、娘が踏み出すその一歩を、私は静かに見守りたい。

 


 

 


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