今日は、国立大学を第一志望とする高校3年生の娘の三者面談があった。
私大の出願戦略やスケジュール確認がメインの面談。
私は指定された時刻より大分早く学校についてしまい、廊下にいたところ、担任から「なかでお待ちください」と、声をかけられた。
放課後講習を受けていて、まだ来ていない娘よりも先に教室に入ることに。
4月当初の担任のイメージは、完全にハズレを引いた感じがあったのだが、
ハッキリ歯に衣着せぬ物言いが、逆に信頼に厚い感じになっている。
先生は、私が聞いてもいないのに、
「一時期、娘さん、髪の毛が…ハゲていましたよね。最近は落ち着いてよかった。」
と、驚くべき一言を口にした。
担任も気付いていたのか。と、びっくり。
実は、娘、受験ストレスから、抜け毛の量が尋常ではなかった。(今は平気です)
お風呂の排水口にたまる髪の毛は、まさにホラー映画のワンシーン。
洗面台、廊下、娘のベッド周りまで、抜け毛の塊を見るたびに、私はどうしようもない不安に襲われていた。
本人も相当気にしていたデリケートな話だ。
毎日、イライラして暗い顔をしていた。
サイドの髪をガチガチにスプレーして後ろに流したり、前髪をピンで留めてハゲている部分を必死に隠そうとする。
前髪から頭頂部にかけて地肌がガッツリ見えていた。
あまりの抜け毛とその見た目から、精神的にダメになってしまわないか、本当に気が気ではない毎日だった。
知人の美容師に相談して、髪の手入れや育毛剤を併用して現在はピタリと落ち着いている。
先生曰く、うちの娘はまだマシな方なのだと言う。
高3の受験生でストレスを抱えすぎてカツラが必要なくらい抜ける子も少なくないそうだ。
今現在も複数人、そんな症状で悩んでいる生徒がいるとと聞き、改めて愕然とした。
髪だけでなく、体重が極端に落ちたり、朝起きられない(起立性障害の疑い)など、ストレスの現れ方は千差万別。
鬱病を発症してしまったり、毎日早朝から自習に来ていた真面目な子が、今、昼まで起きられずに苦しんでいるという話も聞いた。
「苦しかったのはうちだけじゃなかったんだ…」と知った時、なんだか胸の重荷が少し降りたように感じた。
同時に、18歳の受験生の心身がこれほどの重圧に耐えている事実に、ただただ胸が痛んだ。
高校受験のとき、勉強に身が入らず志望校のランクを下げた娘を見て、私は「この子はまだ本気を知らない、子どもだ」と、どこか頼りなく思っていた。
しかし、今の娘は親が何かを言う必要は、もうほぼなくて。
朝から晩まで黙々と机に向かい、私大の試験日程も出願も、すべて自分で予備校や担任と相談して決め、着々と進めている。
国立大を目指す者は、複雑な戦略、小論文、そして共通テストや学力試験の勉強を、通常の学校生活と並行してこなさなければならない。
1日が24時間では、到底足りないような、
やること満載の毎日。
この孤独な戦いを、わずか18歳が、すべて自分の責任で進めている。
共通テストまで残された時間はあと2ヶ月もない。
国立大組に最も遅い、3月の春が必ず訪れることを、ただひたすら願いながら、娘の戦いを見守り続けたい。



