やたらと子ども医療費が適応か否かを聞いてくる父親。
かたちだけでも謝罪に来ておきながら
口から出るのは、金、金、金、、、。
「先ほどから黙って聞いては来ましたが。
不快です。」
ハッキリ伝えるとAくんの父親が
「子どもがトラブルを起こすと一番、ネックになるのが賠償ですよね」
と開き直る。
「……というと」
「今回は学校で起きた事故なのでスポーツ振興を使いますよね?」
なんなのだ、このふざけた言い草は。
自分の子どもがしたことは棚にあげて
子ども医療費か、スポーツ振興で処理すれば費用の負担はないだろう、
あとは働き方次第で休業補償を使うか。と聞きに来たのだ。
「“相手方が故意”の場合も対象なのか考えた方がよろしいかと。
私が学校にスポーツ振興を使いたいと言えば、
校内でぶつかられての骨折と処理は出きるでしょう。
しかし、今回はあなたの息子さんが執拗に狙いを定めての傷害ですよね。
そう、傷害。と言っても過言じゃない。
私は不慮の事故として処理する気は毛頭ありません。」
「奥さん、子ども同士のトラブルなんです。
スポーツ振興は上乗せされて返ってくるのはご存知です?
使えるものは使っていただきたい。
その上で足りない費用については……」
……怪我をさせた側が吐く台詞だろうか。
【子ども同士】のトラブルではない。
一方的な加害に巻き込まれたのに、さもこちらにも非があるかのような喋り方。
ここで例えば、怒りのままに
【我が子の怪我の費用くらい出せる、そんな話しはどうでもいいんだ!】
なんて言えば、
【費用の問題ではないのですね?】と、
「誠心誠意」の口だけ謝罪をしてあとは知らぬ存ぜぬを貫くタイプなのだろう。

