相続レストラン | dokidoki感

相続レストラン

こんにちは

この本を読みました

城山 真一

相続レストラン







簡単なあらすじ

人里離れた場所のレストランは料理だけでなく 
あるサービスも人気の要因でした


感想

看守の流儀を読んでからハマった城山さんですが
株を題材にしたブラックビーナスは微妙

そしてこちらはタイトルから想像つく設定で
どちらに転ぶか楽しみに読み始めました

グリルドテリハは小高い山の中腹にあり
決して立地は良さそうでもないのに
人気を博しているのは 料理の美味しさと

ウェーターの冬木は元税理士の知識を活かし
相続の相談に乗ったりするからでした

冒頭相談内容の一例が描かれていましたが
被相続人が保険金で遺産分割で遺そうとすると 
保険金は受取人固有の財産となるため
相続財産も受け取る事を主張出来る
という事 知らなかったので勉強になりました

FPの勉強した際 固有財産になるとは覚えたけど
そういう事もあるのですね

あとこのお店のシェフ 風雅は元司法書士なので
法的な部分で冬木をサポートしたり

皿洗いのハナは元刑事という 異色な経歴の
持ち主たちなのはオーナーの意向であり

さらに冬木は罪状は不明ながら元受刑者という
序盤の説明は密度が濃く 私は好みの予感
漂いまくっていると

ある日お店にやってきた女性加奈子の相談内容は
亡くなった父親が6000万円の連帯保証人となり
借金があったことがわかった 総財産は6200万
とのことなので プラス分だけを相続する
限定承認を冬木は勧めたのですが

実家はどうしても自分が相続したいという主張で
金額的に難しいし 他の相続人との遺産分割協議で
揉める恐れがあるため躊躇っていると

テリハのオーナーがやって来て 相談者の加奈子は
知人だから助けてあげてよと頼まれて
仕方なく力を貸す事にしました

すると税理士事務所時代の同僚が 京子が登場し
彼女が加奈子の債権者であることが判明

京子はグレーな事務処理を持ち掛ける事で
クライアントを満足させているうちに
怪しい会社と付き合っていくようになった女

しかも冬木が犯罪者となった原因を作り
そのせいで 子供に会えなくなった原因を作った
張本人だったのです

かなり内容に触れているようですが
こちら280pある本の40p程度の内容です

この内容は密度が濃いどころか 渋滞のように
情報過多ですが 内容に引き込まれました

そして加奈子には兄と弟がいるばかりか
さらに父親には隠し子が存在しており
その人物はやっかいな者であるばかりか

兄は実は・・・
弟は素直だけど 嫁が・・・
という相続が争続となってしまう
典型的なパターンが集約した内容を簡潔に
ドラマティックに描かれており

さらに父親の隠し預金や 加奈子の会社の様子
挙げたらキリがありませんが
次々に明るみになる問題や状況は
私に絶対に解決不可能で どう着陸するのだろと 

気になりまくりで読み進めるも
終盤まで事件が起こりまくり 疲れました

これはドラマティックと言えるのかもだけど
問題 争点がありすぎて 読んでるうちに
しんどくなり 思考放棄してしまいました

そんな物語の結末は出来すぎな予定調和だから
冷めそうになるのですが

そこに至るまでに 色々勉強させてもらったし
ここまでのプロット作った事は素直に感嘆で
トータルは面白かったです