金融報復 リスクヘッジ | dokidoki感

金融報復 リスクヘッジ

こんにちは

この本を読みました

相場 英雄

金融報復 リスクヘッジ







簡単なあらすじ

リーマンショック頃の日本で起こった
様々な金融トラブルを描いた短編集


感想

この作者の本何冊か読みましたが短編は初めてです


「ロング・ショート」
時代はリーマンショックの少し前
証券会社を辞め 資産運用の投資会社を起業した
府中は努力の甲斐があり 業績は好調です

アメリカ経済の衰退を予測し アメリカの金融機関への
投資から日本のメガバンクへの移行を考え実行

その予想は当たり順調に行っており 信頼できる
人からの進言もあったはずなのになぜ・・・

という物語で 大体のあらすじは理解できましたが
金融取引の事が専門的過ぎて 実際には7割程度しか
多分理解出来ていません これは手強すぎる

私もそれなりに株の事とか知ってるつもりなのに
そんなので 知識ない人が読んだらポカンでしょう

面白かったですが 完全に理解出来ていないので
まあまあでした


「ディスクロージャー」
元新聞記者 宮島を有料会員向けのサイトを開設し
政財界の裏事情を配信する会社を運営しており
ある日昔の良きライバルであり 戦友でもある
磐田から「109お」とだけ記されたメールが届き

これは何だ?と思っていた矢先 磐田が電車に
跳ねられ死亡したとの報せを受けます

磐田は決して自殺するような人間ではないため
きっと何かの情報を掴み消されたに違いないと
宮島は磐田の足跡を辿ってゆきました

こちらは正義を振りかざす メディアの腐敗を
描いており 基本硬派なのですが
娘も新聞部で調べていることを描いており
少しマイルドになっている感じでした
まあまあ面白かったです

あと1章の府中が登場したため この本は
連作スタイルであることが判明


「セレブバブル」
企業リスク対策の外資系企業に勤める莉子の
担当する会社には 顧客から預かった金を運用する
ファンド会社があり その会社の取引先は羽振りがよく
莉子は真面目に顧客と向き合う甲斐あり業績優秀で
昇進も間近だし プライベートモ順調な所

その会社の不穏な噂を聞きつけると
2章に登場した宮島に情報を聞き出してみると
信じられない事実が発覚しました という物語で

内容は前章までよりわかりやすかったですが
ラストは中途半端で なんかイマイチでした


「ゴーストタウン」
これまでに登場した府中 宮島 莉子が集まり
酒を飲んでいると 真面目で優秀な不動産投資家
落合と皆が知人であることに気が付き

落合は過去自殺した 大事な仲間沢田と似ている
なんて話で盛り上がっていたら 落合まで自殺

沢田は行政の嫌がらせにより自殺したのですが
落合の件を調べていると やはり同じような気配
全員で真相を暴こうとします

憎い敵だと思っていたのが・・・
という どんでん返しですが こちらも内容は
薄い気がしてイマイチでした

この本は沢田が死んだ物語の続編のようでした
なので前作を読んでいたら もっとシンパできたり
後日譚のようで面白く感じたのかも

でも この作者は短編より長編の方が面白いと思います