こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。
今日は、
育児のイライラのピークは産後数ヶ月
というお話です。
またまた悲しい事件が
起こってしまいました。
生後2ヶ月の我が子に手を挙げる…
この行為だけを見ると
「何という母親だ」
という意見が出るでしょう。
しかし、産後の母親の
体調や精神状態を知っている人ならば
理解できるという方も多いのでは?
命がけの出産をした女性の体は
ボロボロです。
約10ヶ月お腹の中で育てた
赤ちゃんを胎盤とともに
体外に排出するのです。
男性で言えば
腸がまるまる出ていく
ようなものかもしれません。
経験したことのないそんな状態で
また、経験したことのない子育てが
始まるのです。
ちょっと体が元に戻るまで休ませて
と言いたいところですが、
子育ては待ってはくれません。
おっぱいはあげなくてはいけない
しかも、3時間ごとです。
おむつも替えなければいけない
しかも、1日に10~13回ほど。
沐浴もしてあげなければいけない。
しかも、おむつが汚れていたり、
夏場なら汗もかきますので
一日に数回です。
その間に自分のご飯も作って、
旦那のご飯も作らないと…
全く体を休める暇がありません。
おまけに、出産前後には
女性ホルモンの急激な増減が
あります。
精神的にも通常に保つことは
難しい時期なんです。
そんな精神状態の時に
毎日夜泣きで眠ることさえ
許されないのです。
これは、もう拷問です。
よく昔の刑事が容疑者に白熱電球を
向けて連日連夜取り調べをしている
ような場面がテレビで出ていました。
睡眠不足によって正常な判断が
出来なくすることによって犯人は
「どうでもいいや」
「もう早く眠らせてくれ」
と、やってもいない犯行を
自供することになってしまうのです。
それほど寝不足というのは
人間を正常な状態に保つことが
出来なくなるのです。
脳は休ませることが必要不可欠なのです。
24時間使い続けることは脳にとっては
良いことは一つもないのです。
睡眠には疲労した脳や体を休息させ
回復させる働きがあります。
睡眠が不足すると、
精神的に不安定になり、
さらには、うつ病などの
精神疾患になることもあるのです。
ホルモンの急激な増減に
睡眠不足が重なって産後うつに
陥ってしまうのです。
産後2ヶ月ほどを産褥期と呼びます。
産褥期とは、出産後、体が妊娠前の状態に
戻るまでの期間を言います。
その期間は人によって違いがありますが、
一般的に6~8週間ほどかかります。
この期間に、女性の体は
ゆっくりとホルモンバランスを取り戻し、
大きく膨らんだ子宮も
徐々に小さくなっていきます。
ですので、本来は、産褥期は静かに
寝ているべき期間なのです。
そんなことは学校で教えるべき
大切なことなのですが、
誰も教えてくれません。
特に男が知るべきことなのです。
男が知っていれば、当然のように
育児休暇を取るようになるでしょう。
たとえ一週間でも育児休暇をとって
愛する妻を休ませるようにするでしょう。
そのためには、妊娠中に妻が夫に
家事や育児を教えることも必要です。
育児休暇が終わったあとも
夜泣きがあれば、旦那が対処する
ことも必要です。
日中は、先程も書いたように
ママには休む時間がありません。
せめてお家にいる旦那が夜泣き当番
となって愛する妻を休ませることが
夫婦にとっても家族にとっても
大切なことなのです。
そして、会社で居眠りするようなことが
あれば、「夜泣きが激しくて…」
と言えば、理解してくれる上司も
いることが必要ですが…
そんな上司を「イクボス」と呼びます。
これからそんな会社が増えていくことを
願うばかりです。
あの口の曲がった麻生のように
「セクハラという罪はない」
という女性蔑視の社会を潰す
必要があります。
すみません。
ちょっと横道に逸れてしまいました。
子供が生まれたら
出産という命がけの仕事を果たした
妻を労るのは父親となった夫です。
この事件のように
妻が我が子を殺してしまうような
悲惨な事件が起きてしまえば、
旦那も一生消すことのできない後悔を
引きずりながら生きていかなければ
いけなくなるのです。
そんな悲惨に人生を歩まないように
するためにも、出産後の妻から
家事や育児を切り離すことを
夫は考えるべきなのです。
育児休暇をとって、
妻を休ませてあげて下さい。
育休が取れない、両実家も頼れない
となれば、ドゥラーというものを
利用して下さい。
ドゥラーとは、産前産後の女性の
心身の安定と産後の身体の回復、
赤ちゃんの育児や新しい生活への
スムーズな導入を目的に、
母親の気持ちに寄り添った、
母親のためのサポート制度です。
確かにお金はかかります。
しかし、それはあなたの分身を雇う
と考えれば安いものではないでしょうか?
旦那の月給が30万円であれば、
その全額を妻のサポートに
使うぐらいの気持ちがあれば
少しは妻も報われます。
お金は何時でも稼ぐことは出来ます。
しかし、赤ちゃんは簡単に
生むことは出来ないのです。
子育てにもお金はかかります。
それはあなたの親が
あなたにお金をかけてくれた
ことの恩返しです。
どうか、こんな悲惨な事件が
繰り返されないように
旦那に理解を求めます。
我が子に手をかけてしまったのは
母親ですが、そう仕向けたのは
育児に無関心な父親なのです。
牢屋に入れられるのは母親だけです。
共犯である父親は、無罪放免です。
しかし、その後悔は一生
あなたについてまわるのです。
そうならないためにも
そして、幸せな家庭を築くためにも
家事と育児を妻に丸投げしないで下さい。
愛する妻を労り
愛する我が子を
大切に育てて下さい。
それが夫の役割であり
父親の役割なのです。


