こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、子育ては親育てというお話です。
子供が生まれたら自然に親になると考えている人も多いかもしれません。でも、子供が生まれたら親になるというのは戸籍上だけです。
「親」というものを「職業」だと例えるならば、今年度から入社した新入社員のようなものです。
学校で様々な事を学んできましたが、社会に出ると一つも役立つことはありません。
学校では予め決められた答えに導くような教育でしたが、社会に出ると決められた答えのない問題ばかりに直面します。
学校では優等生だった生徒も劣等生だった生徒も、社会に出るとゼロからのスタートになります。
「親」という「職業」も同じです。最初から優等生も劣等生もいません。正しい答えのない子育てが始まるのです。
会社では、上司や先輩が手取り足取り教えてくれます。そして、見本を見せてくれます。
教えられ、学びながら一歩ずつ仕事に慣れていくのです。
これを家庭としてみていくと、昭和の時代なら同居する祖母や祖父が育児を教えてくれていました。見本も見せてくれていたのです。
しかし、令和となった今では核家族化がどんどん増えています。
核家族世帯(夫婦のみ世帯、夫婦と子世帯、ひとり親と子世帯)の占める割合は、2020年には85%に増加しているのが現状です。
となると、育児という今まで経験したことのない「仕事」を教えてくれる人が身近にいないということになります。
誰にも教わったことのない仕事を、ぶっつけ本番でしなければいけないのです。
その上、失敗は許されないという恐怖心との戦いが始まります。
ここで、子供が生まれるまでの半生を振り返ってみましょう。
●独身時代は、人間として生まれて学校に通っていろいろなことを学ぶ時期
- 社会人となり、社会のことをいろいろと学ぶ
- その間、何人かの素敵な異性と出会い、いろいろな恋を学ぶ
ここまでは、失敗を繰り返しつつも成長してゆくのです。一度やってみて駄目ならば、やり直せばいいのです。
失恋を繰り返すことによって、異性を見る目が養われるのです。
またその間、両親や学校の先輩、会社の先輩がいろいろと教えてくれるのです。
そして 今までの経験を元に 結婚する異性を品定めてゆくのです。
●しかし、結婚となると、ここから先は「正解」というものがなくなってくるのです。
- 「最高に幸せな結婚」
- 「結婚は人生の墓場である」
どちらになるかは、時間が教えてくれます。
例え失敗だと思っても、この時点ならばやり直せます。
過去を忘れてしまうことも出来ます。
無事、幸せな結婚生活が続くと、いずれ多くの方が待望の赤ちゃんに恵まれます。
親になるということは、子供の心理を読まなければいけません。いわば心理学者になるということです。
そして、様々なことを教えていかなければならない教育者にもなったということなのです。
でも、あなたは、児童心理学者や教育者としての教育を受けられましたか?
学校では、いろいろなことを学ばれたかもしれませんが、赤ちゃんという人間については、ほとんど何も勉強しなかったのではありませんか?
●この母親という役割は、あなたが今まで学ぶことのなかった分野の専門家になることなのです。
もっと大変なことは、母親という職業には、休日も休暇もないのです。
そのうえ、子育てには正解というものがないのです。
もし、子供の教育に失敗したら、やり直すと言うことも出来ないのです。
ゲームのようにリセットして、また最初からやり直すということは出来ないのです。
びっくりさせてしまって すみません。
でも 大丈夫です。
子育ては、子供を育てるのと同時に、親を育てることでもあります。親という仕事を学びながら子供とともに成長していくことなのです。
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