こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、父親の単身赴任児の子育てのヒントというお話です。
去年の12月のことになりますが、ブログを読んだママから「夫が単身赴任で悩んでいる」というご相談を頂きました。
柴田もサラリーマン時代は、転勤族でした。京都から千葉、東京、大阪、そしてまた東京都30歳までに4回転勤しています。
転勤時には、新居を探すため、しばらくはホテル住まいでした。一番長かったのは3ヶ月ほど新宿のワンルームマンションに住みながら不動産周りをしていました。
と言っても単身でいたのは、たかが3ヶ月です。新居が見つかるとすぐに家族を呼び寄せました。
転勤者の中には、様々な事情で単身赴任を余儀なくされている方もいらっしゃるでしょう。1回の転勤における赴任期間は、国内転勤、海外転勤いずれも「3 年程度」がもっとも割合が高く、次いで「5 年程度」などとなっています。
3年~5年の間、単身赴任で我慢するか、転居するか迷うところですよね。今回のご相談者はどうだったのでしょうか?早速メールを読んでいただきましょう。
3歳・1歳の兄妹がいる家庭です。ブログを拝見しています。
我が家は娘の妊娠中から夫が単身赴任です。新幹線で3-4時間の距離のところに赴任しました。夫は、月2回ほど、週末に帰宅します。
帯同しない、父親がいない弊害を最小限にするために、気をつけるべき点は、どんなことがあるか、うかがいたいです。
帯同しない理由は、2つあります。
1つは、一軒家を建ててしまっていたこと。もう1つは、夫の帰宅は23時近くなので、平日は完全にワンオペになるところ、近所に私の実家があり(子供たちの祖母のみ。祖父は今年5月に死去)、子育てを手伝ってもらえるので、私が助かるからです。
夫が一緒に住んでいるときは、週末に仕事の疲れが出るのか、11時過ぎまで寝ている状況だったので、週末も、子育て・家事を私1人が負担し、夫は、ほとんど分担できない状態でした。
単身赴任になってからの方が、月2回の週末の帰宅の際は、息子を午前中に外へ遊びに連れて行ってくれたり、家事を手伝ってくれたりします。
9月に息子が3歳に、今月、娘が1歳になりました。夫は、定年まで私たちのところに帰ってくることができない可能性があります。
帯同しても、夫の帰宅時間は変わらないです。
私としては、子育てを手伝ってくれる存在が欲しいので、実家近くの家に住み続けたいです。
お恥ずかしいですが、私の気持ちに余裕がないと、子どもたちに優しくできなくなるため、子どもたちのためにも、子育てを手伝ってくれる存在が必要だと感じています。
夫に、転職して、自宅に戻って欲しい旨は伝えています。夫としては、40歳を過ぎているので、良い転職先には巡り会えない、今の会社より良い収入のところには転職できない、今の会社にいたい、との気持ちがあるそうです。
そこで、最初の質問に戻るのですが、帯同しない、父親がいない弊害を最小限にするために、気をつけるべき点は、どんなことがあるか、うかがいたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
二人目が妊娠中に転勤辞令を出す会社もブラックですよね。子育てのことを全く考えていません。
そして、一軒家を購入した途端に転勤辞令というのもよくあることで、一種の都市伝説になっています。
その転勤辞令を拒否することはできるのでしょうか?実際に、転勤命令に従わなかった社員が懲戒解雇されました。その社員は、その処分を「納得いかない!」として裁判を起こしました。その結果、会社が勝ちました。その懲戒解雇は有効と裁判で認められたのです。
一概に転勤命令には絶対に従わなければいけないのかと言うと、そうではありません。判例でも転勤により社員の生活に大きな支障が出るということで会社が負けたというのもあります。
ご相談者の場合は、夫が会社と闘うという意志はありません。その上、定年まで転勤がないかもしれないということです。
そして、ご相談者の夫の単身赴任はデメリットばかりではないようです。それまでは週末は寝て過ごしていたのが、毎週帰省し子供たちと遊んでくれる様になったのです。
やはり、単身赴任は寂しいですよね。そして、子供が幼いときなので、写真や動画を見ると可愛いし、遊んであげたくなるのでしょう。
その上、家事も手伝ってくれるようになったのです。こうなると単身赴任様様ですね。
しかし、子育てのことを考えると父親不在というのは、子供の心に与える影響が心配です。
実は、ご相談者様は、2018年にテキスト「きょうだい育児」をご購入されておられます。「来月、下の子が生まれます」ということで前もってきょうだいの育て方を学ぼうとされたのです。
テキストのアフターの意味を込めて、早速、コンサルさせて頂きました。
○○様、こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。
お問い合わせありがとうございます。拝読させて頂きました。
一軒家を建てたときに転勤が決まったということ。僕の息子が幼稚園のときに、多くのお友達が近くの銀行の社宅に住んでいたこともあり、銀行員も一軒家を購入するとすぐに転勤を命じられるというお話を聞いたことがあります。
大変ですよね。せっかく念願のお家を買ったのに転勤だなんて。そして、○○様の場合は、単身赴任が一生続く可能性が高いということ。ご主人は会社を変える気がないということ。
父親不在のデメリットは、今日の僕のブログで少しはご理解頂けたと思います。それがわかった上で、なにか対処法はないのかというお問い合わせですね。
では、デメリットを少しでも緩和出来る方法をご紹介しましょう。
先ずは、父親の単身赴任を母親が嘆かないことです。一緒に住んでいても、父親の自覚を持たない父親も多いですので、一緒に住んでいる方がイライラするというママも多いことも事実です。
母親としては「パパは寂しいのに頑張っているんだよ~。パパに早く会いたいね。」とパパを愛していることを伝え、パパもあなた達を愛しているということを伝え続けることで、子供たちも父親に愛されているという安心感を持つことが出来ます。
そして、ご主人は週末には帰宅して子供たちと遊んでくれるということですね。それを幼いときだけにではなく、成長しても必ず旅行やら何やらに連れて行ってくれるようにしてもらいたいですね。
そういう機会を忘れずに作ってあげることで、子供たちは、父から愛されているという強い認識を持つことが出来ます。
「離れていてもお父さんは自分たちのことを愛してくれている」いう実感があれば、問題を起こすことも少なくなるでしょう。
逆に、そういう触れ合いがないと、子供たちは父親に捨てられたように感じてしまいます。
家族愛を実感するために動物を買うというのはいかがでしょう。一匹ではなくペアで飼って、子供を産ませるといいですね。間接的に家族愛を実感できます。
ただ、面倒見るのは、お母さんとなる場合が多いのでお母さんとしては大変だとは思います。
SNSで近況報告というのもいいですね。今の時代は無料でテレビ電話が出来ますから、子供たちが幼いときの平日ならお昼休みにスマホでテレビ電話。休日はパソコンでテレビ電話をすれば身近に感じることが出来ますし、思春期になったときに父親の意見も聞きたいという時が出てきますから安心できますね。
LINEなども並行して使えば、時間のあるときに読むことも出来ます。
少しは参考になったでしょうか?その他にも、お悩みごとがあればいつでもご相談下さい。
このアドバイスに対して年明けにメールが返ってきました。
○○です。問い合わせに対して、丁寧にご返信をくださり、本当にありがとうございました!
年末年始にかけて、子どもたちが相次いで体調を崩し、その後、私が体調を崩しましたので、ご連絡が遅くなり、申し訳ありません!
夫の単身赴任中に、デメリットを減らす方法について、教えてくださり、ありがとうございました。
大変参考になるアドバイスばかりで、勇気付けていただけました。子どもたちが父親に愛されているという安心感を持つことができるよう、心がけていきます。
父親の単身赴任を母親が嘆かないことは、肝に命じようと思います。
子どもたちが成長しても、遊びに連れていくよう、夫にお願いしようと思います。
無料のテレビ電話は、現在活用中です。夫が帰宅できない週末も、夫と子どもたちが顔を合わせられるので、夫にとっても、子どもにとっても楽しい時間のようです。これは、継続していこうと思いました。
動物を飼うのは、私が対応仕切れず、現時点では難しいのですが(子どもは1歳と3歳で、3歳は発達障害です)、子どもたちがもう少し大きくなり、動物の世話の手伝いができるようになる頃に、考えようと思いました。
問い合わせについて、こんなに迅速に、丁寧にご返信いただけると思っていませんでしたので、本当に涙が出るほど嬉しかったです。
ブログも、いつも豊富な内容で、ありがたいです。発達障害児(知的・言語の遅れなし 他害あり 一斉指示が入らない)の子育てのポイントがあれば、ブログで取り上げていたから嬉しいです。
今回は、本当にありがとうございました。
お役に立てたようで良かったです。新たなご要望もありましたね。発達障害については、個々人によって大きな差がありますので、なかなかブログでは書けませんでした。
コンサルをしていると、それぞれの家庭環境やお子様の様子などが手にとるようにわかるので、アドバイスはさせていただいています。
差し障りのない範囲で、いつかブログにも書いていければいいなと改めて思いました。
このブログを読んでいただいている皆様にも、「こんなことが知りたい」というご要望があれば、気軽にお問い合わせくださいね。お待ちしています。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。
