こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、赤ちゃんが父親を大好きになる方法というお話です。
赤ちゃんの時には、脳の中に様々な回路をどんどん作っていきます。そして、その回路を使わない回路と使う回路に分けていきます。使わない回路は、消滅あるいは停止していくのです。
それぞれの回路は、筋肉と同じだと考えて下さい。筋肉というのは、毎日使わないと鍛えられません。
例えば、毎日バーベルで腕を鍛えるとモリモリの上腕二頭筋になります。しかし、それだけでは、足の筋肉が衰えてきます。
脳の神経回路も、これと同じです。毎日使う回路は、どんどん情報を受け取る突起(樹状突起)と情報を送り出す突起(軸索)が伸びていきます。しかし、使わない回路は、これはもう要らないと消失していくのです。
筋肉ならば、目に見えるので鍛えているか鍛えていないかがすぐに解ります。しかし、脳の回路は見えないですよね。
でも、本当は見えるのです。
あなたは、自分の顔は認識出来ますよね。そして、家族の顔も認識出来ます。近所の人たちの顔も、間違うことはありません。
恐らく、日本人の顔ならば、確実に違いを瞬時に判断出来るでしょう。
日本人の顔の違いが判断出来るあなた。ドイツ人とイギリス人の違いがわかりますか?
もっと極端なことを云えば、猿の顔の違いがわかりますか?例えば、上野動物園の猿。それぞれ名前が付いています。
あなたは、一度その名前を聞いただけで、お猿さんの名前と顔が判断出来ますか?
出来ませんよね。でも、飼育員は、その名前と顔を間違えることはないのです。
何故だと思います?
動物園の飼育員が、猿のそれぞれの名前を覚えている訳、それは、脳の中に「お猿」という回路が作られているからです。
その回路を、常に使っているから回路はどんどん情報をふくらませていくのです。
パソコンやスマホで云えば、フォルダーをつくって、その中に1人1人?のお猿の写真と名前を入れていくという訳です。
だから、1人1人? 1猿1猿?の名前が区別出来るのです。飼育員でない僕たちは、その回路が作られていません。
もし飼育員に「この猿は花ちゃん、この猿は鉄くん…」などと親切に教えられたとしても、「あ、そ、そうですか…」と聞き流し、次回に来たときには名前を忘れてしまうのです。
あなたの赤ちゃんは、今、ものすごい勢いで、様々な回路を作っているのです。見たもの、聞いた音、触った感触、舐めた味…それぞれの回路をすぐに作っていきます。
しかし、その回路の中身は空っぽなのです。その空っぽの回路にどんどんと情報を入れていく。それがあなたの仕事なのです。
それが育児なのです。
情報を入れていかないと、せっかく作った回路がどんどん「ゴミ箱」に放り込まれます。
父親であるあなたが、育児に関心を示さないと、赤ちゃんの脳の中に「父親」という回路が作られません。
将来、「あんただれ?なんかしてくれた?」と見捨てられるのです(^^;)
そうならないように、どんどん刺激を与えるのです。刺激を与えると言っても、闇雲に与えても脳には入っていきません。成長の段階に適した刺激です。
また、新しい回路をつくってもらうことも必要です。
- 「こんなことは、まだわからない」
- 「あんなことは、まだ早すぎる」
そんなことを考えていると、新しい回路は作られません。
新しい回路をどんどん作ってもらって、その回路を的確に刺激する。その刺激によって、あなたの赤ちゃんの神経細胞はどんどん伸びていくのです。
赤ちゃんがあなたの言ったことや教えたことを覚えてくれる。それが脳の回路が見えるということなのです。
では、赤ちゃんの発達・成長に合わせた的確な刺激をどうすればいいのでしょうか?



