こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は「しつけ」についてお話しします。というよりも、皆さんと一緒に考えていきましょう。
あなたは「しつけ」というとどんなことを思い浮かべますか?
最近、ご相談で多いのが…
- ご飯の時にじっと座っていない
- ご飯をあまり食べない
など、食事のマナーというのでしょうか?そういうお悩みが多いです。
でも、一歳前後からきちんとテーブルの前に座ってマナー通りに…、お味噌汁→ご飯→サラダ→煮物→小皿の順で一通り味わってから、すべての料理をまんべんなく食べ進めましょう。なんて、教えても無理ですよね。
でも、あなたはそんなことを期待していませんか?
あるいは、あなたは、いつもしつけについて迷いがあるのではないでしょうか?
例えば…
- 「叱ってしまったけど、叱らなくてもよかったのでは?」
- 「ちょっと厳しすぎるのかな?」
- 「私は、いつもあの子には甘すぎるよね?」
などなど。
その迷いによって、子供の同じ行動に対して昨日は叱ったけど、今日は許してしまった。そんなことを繰り返していませんか?
そして、頭の中では、子供の個性を伸ばしてあげたいと考えている。でも、食事になると「みんなと同じにちゃんと食べないと!」と叱ってはいませんか?
「みんなと同じ」でないと、焦ってしまっているあなたがそこにはいませんか?また、このブログを読む時に、「正しいしつけ」を期待して読んでいませんか?
ちょっと質問ばかりになってしまいましたが、許して下さいね。
あなたの子供は、隣の子供と同じではないのです。そして、乳幼児期というのは、一つの個性を形作る大切な時期なのです。クッキーの型枠のように、同じ「個性」に形作る事は不可能なのです。
柴田は、しつけとは、社会の中で自立し、一人の人間として気持ちよく生きていくための知識を身につける。その基本を教える事ではないかと考えます。
では、いつからしつけを始めればいいのでしょうか?
これがなかなか難しいと悩んでいませんか?どこまでがしつけで、どこまでが愛情なのか?あなたはわかりますか?
我が家に舞い降りて来てくれた天使ちゃん。目に入れても痛くない可愛い我が子。そんな可愛い赤ちゃんに、あなたは惜しみない愛情と注意を注ぎ、大切に育てているのですよね。
赤ちゃんが泣くと、少しでも早くその原因を取り除いてあげる。そうすると、赤ちゃんはあなたに、いやあなただけに天使の笑顔を見せてくれる。
その笑顔を見たいが為に、身を削ってまでもお世話をしているのですよね。
- 「こんな可愛い天使に、「しつけ」なんかする必要はあるの?」
- 「まだまだ、先の話よね」
- 「言葉が理解出来るようになってからでないとだめでしょ?」
そんな風に考えていませんか?
では、しつけは、いつから始めなければならないのでしょう。
- ハイハイが出来るようになってから?
- 言葉が理解出来るようになってから?
- それとも、言葉がしゃべられるようになってから?
実は、しつけの基本は生まれた時から始まっているのです。
泣く事でしか自分の気持ちを表現出来ない赤ちゃん。
- お腹が減ったから泣く。
- おむつが気持ち悪いから泣く。
- 眠たいから泣く。
泣いたら必ずママが解決してくれる。そこにママと赤ちゃんとの間に信頼関係が生まれるのです。
信頼しているママの言う事は、素直に聞き入れます。でも、見ず知らずの人であれば、なかなか聞き入れることは出来ません。
言い方を変えれば、本当に愛されていると実感出来る人。そういう人の言葉なら、無条件で受け入れる事が出来ますよね。
あなたも同じですよね。
会社勤めの時に、信頼出来ない上司の命令は素直に聞けなかったのではないでしょうか?でも、彼氏の言葉だったら、無条件に命令に従っていたのではないですか?
先ず、赤ちゃんとママの間に信頼関係を作る事がしつけの基本なのです。難しい事はありません。一生懸命お世話をしてあげることなのです。
泣いたらその原因を探して取り除いてあげる。その繰り返しなのです。
自分の欲求や好奇心が満たされた子供は、自分に自信を持ち、他人を信頼出来る人間になります。
何でもハイハイという事を聞くと、甘えた子供、我がままな子供になりはしないかなどの心配は無用です。
むしろ、要求が叶えられない子供は将来、人を信頼出来ない人間に育つ可能性があります。
僕のブログでも、恐ろしい赤ちゃんの実験を書いています。その記事はこちらです。
赤ちゃんの要求や好奇心には、必ず応えて満たしてあげて下さいね。そして、信頼関係が出来ているのであれば、そろそろ社会のルールを教えていきましょう。
そのスタートは、生後七ヶ月頃からです。
この時期になると、赤ちゃんはママの関心を引こうとわざと泣く事を覚えてきます。
これまでは、泣いたらすぐに応えてあげていました。でも、そろそろママが手を離せない時などには、じっと待っているように「しつけ」ていきましょう。
といっても、「今はダメ」と、放ったらかしにするのではありません。ちゃんと理由を話して理解させるように「訓練」を始めるのです。
せがんで泣いても、いつもうまくいくとは限らないという事を教えていくのです。
そのルールをあなたが決めておきましょう。そして、忘れないように壁に貼っておきましょう。そうすると、昨日はダメといったけど、今日は許してしまった。ということがなくなります。
もし、あなたの行動にブレがあると、赤ちゃんはなかなか理解出来なくなってしまいます。そして、それが理解出来るようになるまで「待ってあげる」余裕も持って下さい。
ゆっくりと地ならしをしながら「待つ事」が出来る時期まで待ってあげるのです。
この「待つ」ということが大切なのです。
しつけは、社会のルールを押しつける事ではありません。子供が自主的に、自発的に動けるように教えてあげることなのです。
「待つ」という事は、あなたにとっては簡単な事なのですが、この世に生まれてきて、まだ数ヶ月。やっと手や足が動かせるようになった赤ちゃん。全ての事は、簡単な事ではないのです。
目の前のおもちゃを手に取るのにも、
- 先ず、目で確認して、
- そこまでの距離を推し量り
- どっちの手を出せばより早くつかめるかを考え
- そして、結論を出し
- 右手をそのおもちゃの方向に伸ばしてゆく
- そろそろつかめるかな?
- と言う辺りで、指を曲げてみる
非常に複雑な理論と今までの経験値を探りながら、やっと自分の行動をコントロール出来るようになった手足を使って自分の欲求を満たす…
ゲームセンターにあるクレーンゲーム(UFO catcher)を思い出して下さい。あなたは、やったことがありますか?一回百円でしたか?簡単に見えるのですが、難しいんですよね。

クレーンゲーム(UFO catcher)といえば、忘れてならないのはタレントの酒井敏也さんですね。
あの人は意外や意外、クレーンゲーム(UFO catcher)の天才なんですよね。その酒井さんが、昔、活きたサザエが景品のクレーンゲーム(UFO catcher)にチャレンジしていました。
その結果、一つのサザエを捕るのに1800円も使っていました。
天才でも難しいものはあるのです。ましてや、生まれてきて間もない赤ちゃんです。ママが期待通りの行動をしてくれるには、まだまだなんですね。
出来なくて当たり前。
出来るように、覚えるまで待ってあげて下さいね。
あなたが育児や家事に一生懸命なように、赤ちゃんも生きる術を身につけることに一生懸命なんですよ。
あなたにとっては「いたずら」にしか見えない行動でも、それは「研究」中なのです。
ごはんを、なかなか食べてくれないと悩んでいる間にも、「これは食べても大丈夫なものなのか?」「なんだか初めての匂いがするぞ」などと、赤ちゃんとしては、いろいろと思考を重ねているところなのです。
赤ちゃんが泣いてばかりで悩んでいるあなた。
赤ちゃんは好奇心の固まりです。泣いてばかりの時は、退屈なのです。好奇心を満たしてあげましょう。
好奇心を刺激するものを与えておけば、「研究」に没頭します。泣いている暇なんかありません。
ベビーカーや車でお出かけする時も、「研究」したくなるものを与えてあげましょう。
ところで話は変わりますが、赤ちゃんの視力は、1歳で、0.2、2歳で、0.5、3歳で、やっと1.0ですので、赤ちゃんは遠くのものは見えないのです。
パパの運転で旅行する時、大人のあなたは車窓から景色の移り変わりが見えて退屈しないでしょう?でも、赤ちゃんには景色は見えていないのです。だから、退屈するのです。だから泣くのです。
ベビーカーでも同じです。ベビーカーはサスペンションが効いていませんので、路面の凹凸が直接身体に伝わります。とても座り心地のいいものではありません。
おまけに、赤ちゃんにとってはどこに行くのかわかりません。退屈なのです。
赤ちゃんは、勉強が大好きです。ですので、ベビーカーに乗せているときにも勉強の材料を与えて下さい。できるだけ新しい勉強道具を与えて下さい。そうすると、赤ちゃんは一生懸命遊んで(学んで)くれるのです。
「しつけ」をしなければならないことは、ごくわずかです。あなたとパパが、正しい生活をしていれば、赤ちゃんは自然に学んできます。「教える」のではなく「見せる」のです。
先ずは、溢れ出る好奇心を満たしてあげて下さいね。
生後半年頃までの赤ちゃんは自分が不快に感じた時に泣いてきました。そして、泣けば解決してくれるということを理解しました。
そこで、今度はその手段を使って自分の欲求を満たそうとしてきます。泣けば、ママが来てくれるとなれば、一日中泣いてばかりになるかもしれません。
そうならないために、“泣いてもいつもうまくいくとは限らない”ということをきちんと教えていきましょう。
“してはいけないこと”
“ママにもやらなければいけないことがあること”
などをしっかりと教えていきましょう。
まとめ
赤ちゃんのしつけというのは、先ずは信頼関係を築くことからはじめましょう。そして、信頼関係が築かれた後に危険なことややってはいけないことをなぜダメなのかを説明してあげて下さい。
そして、親が先ず見本を見せることです。赤ちゃんはしっかりと親の行動を見ています。そして、親の真似をしようと頑張ります。
ですので、言葉で教えることは限られています。行動で教えることのほうが多いですし、よく理解してくれます。
「親の言うとおりには育たない。親のする通りに育つ」という言葉を肝に銘じて下さい。
そして、生後7ヶ月頃になると「なんでも自分の思い通りにはならない」「ママにもやらなければいけないことがある」ということを教えていきましょう。
子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。かけがえのない素晴らしい育児という時間を楽しんでいただきたいですね。
せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。
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