こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、我が子が家庭内暴力を起こさないための子育てというお話です。
悲惨な事件が跡を絶ちません。後継者に拠る交通事故も連発していますが、ニートやひきこもりによる事件も止まることはありません。
昨日6日には東京都江東区のマンションで29歳無職の孫が初対面で祖父の首刺すという事件が起こりました。
逮捕された住所、職業不詳、馬場法明容疑者(29)は、4~5年前から実家で大声を出し、暴れるなどのトラブルを起こし、家族から「家から出て行け!!」と追い出され、実家に時折、戻っては金を無心しては暴れ、騒いでいたということが新聞では明らかになっています。
初対面の祖父の首を刺すなんてことは、どう考えても理解できないことです。
「生活態度について罵倒されたので、頭に来て刺した」と供述していますが、初めて訪れた祖父のマンションでその台所にあった包丁を持ち出して、しかも腹ではなく首を複数回、さらに顔なども刺したということですから、明らかに強い殺意があったということでしょう。
最近連日のように起きている川崎や練馬の事件でも、犯人が無職という場合が多いようです。今回の事件は29歳です。どこでも仕事が見つかる年齢です。
どうして仕事をしないで家庭内で暴れてしまうのでしょうか?
一般的な家庭内暴力では、母親の過保護、過干渉や、育児を母親に丸投げして家庭を顧みない父親の家庭で発生します。
そんな家庭で育った子供は小さな不満を蓄積していき、何かのきっかけでその不満が爆発します。その不満が暴力となっていくのですが、その暴力の振り向ける先は自分よりも弱い人です。
そのターゲットは多くの場合は母親となります。彼らは、母親を殴りながら、「みんなお前が悪いんだあ!」「謝れ!謝れ!」などと叫ぶことがあります。
この言葉の裏には「社会で生きていけない、友達も出来ない、こんなダメな自分にしてしまったのは親のセイだ!」と訴えているのです。
警察庁の報告書では、平成27年度の家庭内暴力の認知件数は2,531件にのぼります。
そして、グラフでもわかるように家庭内暴力の数は年々増えています。
家庭内暴力が起きている家庭は、前述しましたように母親の過保護、過干渉や、育児を母親に丸投げして家庭を顧みない父親の家庭で発生しているだけとは限りません。経済的に豊かで、親も教育熱心ということが少なくないようです。
一生懸命勉強をして大学を無事卒業出来た子供が、学生時代とは全く異なる社会に出る。すると、社会に対する不適応感(挫折感)から来るストレスから引きこもりに成り、いずれ家庭内暴力となって現れる場合もあります。
家庭内暴力を起こす子供はだいたいの場合、大人しく、いつも親の言うことを聞いていた素直な子供が多いのが特徴です。
そんな子供が、ある日突然人格が変わったように家庭内暴力を起こしてしまうのです。親としては、自分の思い通りの子供に育っていると勘違いしているのです。
- 「親の言うことを黙って聞け!」
- 「俺はこれで一流大学に入学したのだから、俺の言う通りに勉強すればいい」
- 「人様に迷惑をかけるな」
- 「みんなと仲良くしてね」
などなど、子供の人格を尊重する前に親の常識の枠の中に入れることで、親が安心しているのではないでしょうか?
今の40代、50代が育ってきた環境は、昭和の終わりのバブル時代です。黙っていても給料が上がっていた時代です。
消費は美徳という言葉に振り回されて誰もが浮足立っていた時代です。子供の教育よりもお金をつかうことに神経を使っていたのではないでしょうか?
そして、バブルが弾けて平成に入ると長い不況に襲われます。リストラという名前のもとに何百万人のサラリーマンが職場を追われました。今度はお金がなくなったので子育てをする心の余裕がなくなっていきました。
子供の教育に関しては、“大学に行かなければ、まともな会社に入ることは出来ない”と勉強ばかり資金を投入していきます。いつか、本当に子育てである“人間力”を育てるということが見失われてしまったのではないでしょうか?
その結果、子供たちは社会で暮らすのに必要な“人間力”を育てられることなく社会に放り出されたのです。
しかし、長引く不況の影響で会社には新人を育てる余裕がなくなりました。一昔前なら、新人を何年もかけて教育し一人前の起業人として育てていましたが、今は、即戦力として見られています。
仕事ができなければ叱られ、怒られ、それでも出来なければクビを宣告される時代になってしまいました。
例えて言うなれば、全く運動をしたことのない人間がいきなりプロレスのリングに無理矢理に立たされたような状況ではないでしょうか?
これでは、ひとたまりもありません。これは極端な例え話かもしれませんが、あなたの今の子育てはプロレスのリングに立つとまではいいませんが、本当に社会に出て活躍することが出来るようになる子育てと言えるのでしょうか?
毎日、どんな事を考えて子育てをしていますか?冒頭の事件を起こした息子を育てた家庭は、家庭内暴力に耐えかねてどんな手を打ったのでしょうか?
4~5年前から実家で大声を出し、暴れるなどのトラブルを起こし続けたことにどうすることも出来ずに「家から出て行け!!」と追い出したのです。
家庭内暴力を繰り返している子供を社会に放り出して、まともに生きていくことなど出来るわけがありません。
そして、当然のことのように実家に帰ってきた。そんな息子を抱きしめることなく、今度は一度も息子と会ったことのない祖父に助けを求めたのです。
自分たちの育て方を反省することはなかったということです。家庭内暴力の犠牲者は母親や父親ですが、本当の意味での犠牲者は子供なのです。
しっかりと子供の人格を尊重した子育てをしていれば、子供は伸び伸びと成長したのではないでしょうか?
そして、“人間力”を身に着けて社会に出ることが出来るので、壁にぶち当たっても負けずにその壁を乗り越えていくことが出来るのです。
子育てを学んだことなく、ぶっつけ本番で毎日の子育てに追われている現状では、我が子の“人間力”を育てることは難しいことです。
当協会では、子供の人格を尊重するためには発達心理学や脳科学を学ぶことが一番の近道だと考えています。
子供の表面ではなく、子供の脳や心の中を知ることで、子供の行動の本当の意味が見えてくるのです。
そして、イヤイヤ期にどんなにぐずられても余裕で見守ることが出来、子ども自身も親に思いっきり甘えられることで自らの殻を破っていくことができるのです。
あなたのお子様が、引きこもりやニートになってから悩むのでは遅すぎると思いませんか?後悔先に立たずという言葉があります。転ばぬ先の杖という言葉もあります。
今のままの子育てで、子どもが社会に出て大活躍することが出来ますか?あなたが社会に出たときとは全く違う世界です。グローバル社会で多種多様な能力が必要とされているのです。
英語ができるのは当たり前、パワーポイントを使ってプレゼンが出来るのは当たり前の能力です。それらの能力は学校で教えてくれます。
でも、その前に幼少期で養わなければいけないのは、失敗を恐れることなく挑戦する意欲なのです。そして、困難を乗り越える能力なのです。それが“人間力”の土台なのです。
今の子育てを振り返るのは、子どもが育ってからでは遅いのです。今の子育てを振り返るのは「今」なのではありませんか?
子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。かけがえのない素晴らしい育児という時間を楽しんでいただきたいですね。
せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。
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