子育ての答えは子どもが大人になった時に現れる | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

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こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、子育ての答えは子どもが大人になった時に現れるというお話です。

 

 

またまた悲惨な事件が起きてしまいました。東京都練馬区で6月1日に東京練馬では76歳の父親が44歳の引きこもりの息子を刺殺してしまいました。

 

 

5月28日に20人の死傷者を出した川崎殺傷事件。その二日後の5月31日には福岡県で40代の引きこもり男性(何故か名前も年齢も不詳)が母(70代)と妹(40代)を刺すなどして重傷を負わせました。

 

 

そして、昨日6月1日に練馬で息子(44)を父親(76)が刺し殺すという痛ましい事件が起こってしまいました。

 

 

悲惨な事件が続いています。その3つの事件に共通しているのは犯人が引きこもりであること。そして、本来ならば分別ある中高年であることです。

 

 

しかし、現実はそうではありません。内閣府が3月29日に発表した中高年(満40歳~満64歳)の引きこもり数が61万3000人です。そしてその3/4は男性です。

 

 

この数字も驚きですが、実際は、今回の練馬の事件でも当てはまりますが、引きこもっている家族がいることを世間に知られたくない家庭もあるため、100万人を超えるのではないかと考える専門家も少なくありません。

 

 

引きこもりのきっかけとしては、病気や仕事、学校でのつまずきなどの挫折体験がきっかけになったケースが多いようです。

 

 

しかし、これはあくまでも「きっかけ」にすぎないのです。心の弱さ、つまり自己肯定感の低さや、家族の愛情不足、親の理想の押しつけなど、自分自身ではどうしようもない要因で自分自身を責め続けた結果ではないでしょうか?

 

 

例えば、

 

  • 親が東大卒などの高学歴である場合、子供にも同様の一流大学に入るのが当たり前という親の理想を押し付ける。
  • 子供が困っている時に寄り添わずに「そんな事で悩んでいるんじゃない!」などと突き放す。
  • 子供がいじめにあっていて学校に行きたくないと訴えた時に、親が世間体と学力への悪影響だけに目を向け、無理矢理に投稿させる

 

などなど。その他にも幼い子供にとっては“様々な重圧”がかかっているのではないでしょうか?

 

 

「国立教育政策研究所」が行った学校でいじめを受けた生徒のアンケート結果では、実に89%もの生徒がイエスと答えています。また、いじめをしたと答えた生徒も79%もいるのです。

 

 

その反面、文科省調査によると、全児童生徒がひとりもいじめを受けなかった、つまり「いじめゼロ」と報告した学校は平成28年度でも27%という数字が出ています。

 

 

学校でも生徒を守ってくれない上に、安全基地であるはずの家庭でも受け入れてくれないという現実があるのです。

 

 

人間の土台を作る大切な幼少期に、父親も仕事で忙しい、母親も働かざるを得ない現状で、子供がひとり取り残されているというのが悲しい現状ではないでしょうか?

 

 

子供が困った時に真剣に向き合って子供の心を助けるのが親の正しい姿です。幼いときなら解決は比較的簡単です。

 

 

学校でのいじめが原因であるなら、最悪ならば転校という選択肢もあるはずです。学校でのいじめは相当悪質なものになっています。「逃げるが勝ち」です。

 

 

話を戻しましょう。練馬の息子殺しも被害者は44歳です。父親は東大法学部卒のエリートです。出世街道をスムーズに歩き、2001年1月に官僚トップの事務次官に上り詰めました。

 

 

 

しかし、牛海綿状脳症(BSE)を未然に防げなかった責任を問われ、2002年1月に事実上更迭される形で辞任。問題への対応の甘さを指摘されながら、約8900万円の満額の退職金を受け取り、国民の猛反発を招きました。

 

 

さらに同2月、食肉関連団体への「天下り」を決めたのです。しかしながら、これは国民の批判を恐れ一転して辞退しました。そして、2005年4月から3年半にわたり、チェコ大使を務めています。

 

 

事務次官の年収は約2300万円、そして退職金8900万円。その後の大使の年収は1791万円です。年金もたっぷりなはず。経済的には何の不自由もない暮らしぶりでした。

 

 

しかし、家庭内では息子の暴力が日に日に増してきたようです。被害者の息子のツイートにはこんな書き込みがアップされていました。

 

 

だから中2の時、初めて愚母を殴り倒した時の快感は今でも覚えている。
— ドラクエ10ステラ神DQX(熊澤英一郎) (@hiromi_kanzaki) 2017年3月29日

 

 

 

中学二年の時に母親を殴り倒した。そして、それが快感だった。恐ろしいです。我慢に我慢を重ねて、それが中学二年生の思春期に爆発したということです。ということは、それ以前から母親に恨みを持っていたのです。

 

 

一方の父親に関しては、こんなツイートをしています。

 

 

ここを見ている2ちゃんのニートちゃん達へ。2018年5月 支払い予定分のご利用明細合計323,729円。これが今月の私のクレカの支払額だ。君達の両親が必死で働いて稼ぐ給料より多いんだよw
— ドラクエ10ステラ神DQX(熊澤英一郎) (@hiromi_kanzaki) 2018年6月1日

 

 

父親からは少なくとも毎月30万円のお小遣いをもらっていたようです。もらっていたというよりは脅し取っていたのではないでしょうか?

 

 

息子に拠る家庭内での暴力に耐えていたのでしょう。40過ぎた引きこもりの息子に毎月30万円を渡すことで、少しは暴力を抑えられたのかもしれません。

 

 

子供が幼いときには親の力で押さえつけることが出来ましたが、この年令になると体力的にはどうすることも出来ないでしょう。そして、川崎の事件や福岡の事件を目にした。

 

 

このままでは、自分たちが殺されるか、無差別殺傷事件を起こすかもしれないとの思いが頭によぎり、それならばいっそ殺してしまおうと考えたのでしょう。

 

 

大人になってから子供を矯正することは、とても難しいことです。やはり、子供時の育て方が、いかに大きい影響を与えるのかがわかるのではないでしょうか?

 

 

川崎の事件も福岡の事件も練馬の事件も、これから詳細が明らかになってくるでしょう。川崎の場合は、子供を捨てた親が見つかれば少しは状況が見えてくるでしょう。福岡の事件も重症を追った母と妹が回復すれば同様です。練馬の事件は母親にも事情を聞いて欲しいですね。

 

 

日本には、61万人の引きこもり中高年がいるのです。政府には、同様の事件が起こらないような対策を立ててもらいたいのですが、子供を育てた経験のない人がトップにいる。そして、それを取り巻く人間が、その人の顔色ばかりを見ているような現状では抜本的な対策は期待できないでしょう。

 

 

それよりも、ご自分の家庭を振り返って頂きたいですね。本当に今の育て方で子供達は満足しているのか?そして、自分の頭の中にある“常識”が本当に子供のためになっているのか?

 

 

思春期になって家庭内暴力で悩む前に、今、立ち止まって自分自身を振り返って見るべき時ではないでしょうか?