こんにちは 柴田です。
昨日の記事「男性の家事労働は2億円に相当します。前篇」は、読んで頂きましたか?
まだの人は、先ずは昨日の記事を読んでから、この記事を読んで下さいね。
では、続きをご紹介します。
工夫ひとつで、レトルトカレーもイベントに
ステージ3。平日が忙しいお父さんでも、家にいる休日はあるはずです。そのときに子どもとお昼ご飯を作りましょう。
メニューはインスタントラーメンやレトルトカレーでもかまいません。まず台所に立ち、鍋や食器や調味料がどこにあるかを知る、という水準からスタートなので。
せっかくですから、台所のコンロではなく、カセットコンロをベランダに持っていって、ビニールシートを広げ、レトルトをゆでながらプチ・ピクニックはどうですか? 庭があればテントでも張って。
これだけで間違いなく、子どもは喜びます。ママの手作りカレーより、ピクニック気分のレトルトカレーのほうが、子どもにはうれしいのです。専業主婦のご家庭でも、最低このくらいは目指しましょう。
重要なポイントは、このときにお母さんが手出し、口出しをしないことです。なるべく朝から出掛けてしまいましょう。
夕方に帰ってくると、家の中は少し荒れているかもしれませんが……。雑誌などでは、女性側へのアドバイスとして、「こういうときは目をつぶって褒めちぎりましょう」とあります。もちろんそのほうがよいと思います。
一方、だからこそ、男性側はせめて最低限の片付けを心掛けましょう。「昼ご飯を作ってやった」などとドヤ顔をするのは論外です。家事は「手伝う」ものではなく、まだ50点にも達していないのですから。
ステージ4。実はステージ3のランチには、もっと大きな意味があります。お昼が作れるということは、夜も大丈夫なのです。休日の夕食も作ってみましょう。
たまになら、夕食がチャーハンやインスタントラーメンでもいいじゃないですか。いざとなればファミレスや居酒屋でもかまいません。
で、そのときにお母さんは友人と、できれば2泊、最低1泊の温泉旅行にでも行くのです。こうすると男性は、ひととおりの家事を全部経験することになります。
家事は技術である以前に、情報処理のような側面があります。
洗濯物がたまっているのでそっちが優先なのに、自分は「掃除が担当」と知らんぷり。これでは「単能工」にすぎず、臨機応変の分担はできません。
もちろん「○○係」から始めるのでよいのですが、家事を共有するには、全体像を把握したうえで、今、必要な作業を判断する必要があり、そのためにも全貌をつかむことは重要なのです。
ステージ5。平日の夕食です。これも子どもと一緒に作りましょう。忙しいお父さんにはハードルが高いかもしれません。
でも、飲み屋に行く代わりに、早く帰って料理ができる日はありませんか? だいたい、サッカーの日本代表の試合のたびにあんなに早く帰れるのなら、普段から帰れるはずだと思うのですが。
男性の家事労働は2億円に相当します
両方フルタイムの共働きなら、この辺までは必修科目。ここまでくればパートナーの苦労がわかり、夕方の仕事を切り上げる意識が出ます。
この連載の中で何度も強調してきましたが、妻が出産時に仕事を辞めなければ、辞めた場合と比べて生涯年収で1億~2億円の差が出ることがわかっています。
夫婦でフルタイムで働くには、男性側の積極的な家事参加は不可欠です。そして、それは最終的に、男性が肩の荷を降ろすことにつながります。
そして「男はこんな低レベルで許されるの?!」とお怒りの方、ごもっともです。でも、ここは「補習教室」なので、平日の夕食をクリアした男性なら、あとはよく話し合ってください。
この先のステージ6は、個別にカスタマイズされた解決策しかないのです。
いずれにせよ、あんな青ざめた色のCMに負けずに、もう少し肩の力を抜いて、家事・育児を楽しんでみてはどうですか?
奥様が仕事を続けられるようになると、結果的に家庭の年収がアップするという事ですね。
それだけでなく、奥様の笑顔も得られる。そして、お子様が将来家庭を大事にするような大人になるということです。
あなたの行動や考え方は、あなた一人ではなく、家族のみんなに大きな影響を与えます。
是非、仕事人間から脱却して下さいね。会社の歯車として働くのではなく、家族のために働いているということを意識して下さい。
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