こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、きょうだい嫉妬の解消法の一つの方法をお話します。それは「言い聞かせ」です。
初めて授かった我が子を頑張って育てて来て信頼関係もバッチリ。これなら二人目も大丈夫と自信を持って初めたきょうだい育児。でも、ママの期待は見事に外れてしまいます。
それが「きょうだい嫉妬」です。上の子を自慢の子供に育てていても、下の子が生まれると、“嫉妬”から聞き分けの悪い子供に変身します。
今日は、そのきょうだい嫉妬を言い聞かせによって解消した事例をご紹介します。ご紹介するママはワンオペ育児真っ最中。ご主人が板前さんなので帰宅も毎日夜中です。そんな環境の中できょうだい育児が始まりました。
柴田さん……。長女の授乳時間が長すぎて死にそうです(泣)毎日あっという間に夜になってしまいます。
長女ですが、「ねんねの時に飲もうね」と、おっぱいをなるべく寝る時以外あげたくなくて言っているのですが、自分が飲みたいと眠くないのに「ベットねんねするよー行こうよー」と言って来ます。
結局、泣かれるので、日中も1~2回授乳してます。次女の授乳姿を見なければ、眠い時以外は飲みたがらないみたいです。
30分~50分、おっぱいから離れず、その間に次女が泣き、抱っこしようものなら、益々おっぱいにしがみつきます。分かっています。長女だってまだ2歳手前。でも苛々してしまう。
これからどんどん授乳時間は短くなるものでしょうか?何か私から言葉かけ出来る事はありませんか?
授乳以外は、次女を撫でたり、キスしたり、泣いたら駆け寄ったりしています。はぁ~、寝不足&授乳で心がクタクタです。
毎日のきょうだい育児に、ため息が漏れています。このメールから、本当に疲れているというのが、伝わってきますね。
下の子が生まれてから、上の子の嫉妬が吹き出してきた。その嫉妬から、「下の子だけにおっぱいを渡さないぞ!」と意地になっているようです。
お母さんは、一日中おっぱい丸出しでタンデム授乳です。辛いですね。寝られないのもありますが、おっぱいの元は血液ですから、体力も消耗しますよね。
このママは、生まれる前から、「こういう悩みがきっと来る」と顧問契約を結んで頂いています。早速、適切なアドバイスをさせて頂きましたよ。
○○さん こんにちは 柴田です。お疲れ様です。先ずは、授乳問題を解決しましょう。
>まだ絵本の購入はしていません。ネット注文するのにPCの電源すら入れる気力がありません。毎日あっという間に夜になってしまいます。
うーーーむ。絵本を買う時間がない。困りましたね。お父さんも相変わらず、夜は遅いのですね。困りましたね。
本屋に行って絵本を選ぶ余裕もないでしょうね。そんなときには、前もって本屋に予約の電話を入れるという方法もありますね。
それまでは、根気よく長女ちゃんに言い聞かせていきましょう。どのように言い聞かせれば良いのかを具体的に書きますね。
「おっぱいを飲むとお腹いっぱいになったよね。いっぱい飲むから、大きくなったんだよね。長女ちゃんも赤ちゃんの時は、いっぱいおっぱいを飲んだよね。次女ちゃんも、いっぱい飲んで早く大きくなって欲しいと思わない?
早く大きくなったら、長女ちゃんと一緒に遊べるよね。おままごとは今まではママとしていたけど、今度は次女ちゃんと一緒に出来るんだよ。
あとは、一緒にお散歩も行けるし、公園で一緒に滑り台に登って遊べるんだよ。そうなると楽しいよね。ママも一緒に遊んでくれるとうれしいな。
長女ちゃんと、早く一緒に遊べるようになるために次女ちゃんにいっぱいおっぱいを飲ませてあげない?
長女ちゃんには、もっと美味しいおやつを一緒に作ろうか?パパに美味しいお料理を作ってもらおうか?
でも、長女ちゃんもおっぱいをやめるわけではないんだよ。ママも、疲れてしまっているから、これから、夜は、おっぱいは二回だけにしようか?
おっぱいカードをつくるから、これをおっぱいを飲みたいときにママに渡してくれる?カードは、二枚発行します。長女ちゃんが飲みたいときに、二回だけ使えます。よく考えて使ってね」
こんな感じはどうでしょうか?
具体的な言い聞かせを提案させて頂きました。すると、あんなに疲れていたママから、すぐにメールが返ってきました。
言い聞かせ頑張ります!カードもやってみますね!何だかやる気が起きました!ありがとうございます!
いいですね。パワーが蘇ってきましたね。そして、このメールから12日後に待ちに待ったご報告が送られてきました。効果が出たのでしょうか?
こんにちは。お世話になっています。
長女のおっぱいが言い聞かせで落ち着いて来ました!絵本も買いましたが、やはり言い聞かせの方が効果が早かったです。
「次女ちゃんが、おっぱいいっぱい飲むと大きくなるんだよ。そうしたら一緒にボールで遊ぼうね。」と話すと、『うん、うん』と相槌を打って聞いてくれました。
また「夜までよく我慢出来たね。夜寝る時は、いっぱいおっぱい飲んでいいからね。ありがとうね。」と語りかけしています。
日中は次女の授乳姿を見てもへっちゃらになりました。ありがとうございました!
私も、ぶれる事なく長女に接する事が出来たので、モヤモヤする事なく夜の寝かしつけの時だけの授乳に落ち着けました。
ここ数日で4語文が出て来ました。次女が泣いてると近寄って頭を撫で「次女ちゃんどーした?大丈夫よ、ママ今来る。」と話しててびっくり。
どうやら、効果てきめんのようですね。あれだけ妹に嫉妬していた長女ちゃんが、妹が泣いている姿を見て心配して声をかけてくれるようになりました。完全にきょうだい嫉妬が解消されたようですね。
長女ちゃんは次女ちゃんにママを奪われたと不安になり、次女ちゃんに意地悪をしていたのです。
しかし、ママが長女ちゃんのことも大好きだよということを言葉と態度で伝えることで「やっぱりママは私のことが好きなんだ」ということがわかったので安心できたのです。
きょうだい嫉妬は、どこの家庭でも起こることです。その解決法は、上の子の心の中を理解してあげることです。そして、あなたのことも大好きだよということを早い段階で伝えてあげることなのです。
でも、久々の赤ちゃんのお世話で心も体も疲れていると、上の子の心を読み取るという余裕もなくなってしまいます。
今回のように、その対処法を教えてくれる育児の専門家がいると早い段階で上の子の不安を解消することが出来るのです。あなたも悩んだ時に、気軽に相談できる相手を探しておいて下さいね。
【編集後記】
ちょっと、心に残る名言を見つけました。
幸せと不幸せは必ず二人組でやって来る。
大きな幸せが小さな不幸せを運んでくれる場合と小さな幸せが大きな不幸せを連れてくる場合がある。
どっちになるかはわからないが、必ず一緒に来るということだけは肝に銘じておこう。
幸運に恵まれても有頂天になってはいけない。不運に遭遇しても決して落胆することもない。
※資生堂名誉会長・福原義春氏by東洋経済on line
“人間万事塞翁が馬”ということわざに通じるものがありますね。
[人間万事塞翁が馬]
昔、中国北方の塞(とりで)近くに住む占いの巧みな老人(塞翁)の馬が、胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」と言った。
やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。
すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。人々がそれを見舞うと、老人は「これが幸福の基になるだろう」と言った。
一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんどが戦死した。
しかし足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだという故事に基づく。単に「塞翁が馬」ともいう。人間は「じんかん」とも読み、「人類」ではなく「世間」を意味する。
※「故事ことわざ辞典」参照
あなたが今苦しいと思っていることは、もしかしたら、幸せの前兆なのかもしれません。育児に悩んでいるときは、考え方を、ちょっと変えてみてはいかがでしょうか?
子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児という時間を楽しんで頂きたいですね。
せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。
関連記事
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。




