東京都女性活躍条例案 都議会委員会で可決も「思い込み解消」「生理痛体験」への懸念強く
事業者の責務として女性特有の健康課題への配慮を定める東京都女性活躍推進条例案が、15日の都議会経済・港湾委員会で都民ファーストの会、自民党などの賛成多数で可決した。17日の本会議で採決される。
条例案は「性別による無意識の思い込みの解消」への協力を都民の責務とする内容や、事業者の取り組み事例を示す指針に「男性管理職への生理痛体験会」を盛り込む方針などが批判されている。
条例案に反対したのは、自由を守る会の上田令子氏と無所属の佐藤沙織里氏。反対の姿勢を示している参政党は同委員会に所属していない。
参政党の国会議員が猛反発
東京都の女性活躍推進条例案に対しては、女性比率が5割を占める参政党国会議員が反発を強めていた。
神谷宗幣代表はX(旧ツイッター)で「無意識の思い込みってなんだ? 男は男らしく、女は女らしくって思ってはいけないということ? そう思わないように努力しろということですか。それは思想の統制ではないですか? 左派のみなさん、出番です」と、普段は人権を強調する人たちに問いかけた。
安藤裕幹事長も「無意識の思い込みとは何なのか。難しすぎて理解不能です」と指摘した。塩入清香参院議員は、全体主義の監視社会を描いたジョージ・オーウェルの「1984年」の世界だとし、「東京都民の皆さまはもちろん、全国からも慎重な審議を求めるべき」と呼び掛けた。
桜井祥子参院議員は「参政党の都議がいなかったら、こういったものも知らないうちに決まっていたかもしれないと思うと怖いですね…」と、参政党の3人の都議に期待した。
吉川里奈衆院議員も14日、東京・新宿駅前の街頭演説で「会社に生理痛体験マシン必要ですか? 電気ショックを与えて生理痛を体験させる。そんなことを認めたら、次は出産の痛みを経験させるとか、そんなところに税金が使われていく」と危惧の念を示した。
「『男は泣いてはいけない』と思う人も思わない人もいる。個人の思想を定義付けるようなことを条例に書くのはおかしい」と、思想・良心の自由を保障した憲法に違反する条例案だと訴えた。
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