イーロン・マスク氏、トランプ氏がEV車優遇廃止でも全面支援する理由。二人の協力関係は歓迎したい! | 心と体を健康にするダイエット法

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ハッピーダイエットライフの船田です。
 
電気自動車のテスラ車を立ち上げた世界一の富豪であるイーロン・マスク氏は、トランプ氏を全面的に支援すると発表している。
 
しかしトランプ氏は大統領に就任したら、電気自動車の補助は即日止める、そして地球温暖化問題は嘘なので、パリ協定からも脱退すると表明している。
 
一見、敵同士のような二人だが、マスク氏がトランプ氏の支援を決めたのは、電気自動車など関係ないようだ。
 
宇宙開発企業スペースXのCEO、大手SNSのX(旧Twitter)のオーナーを務めるマスク氏だからこそ、トランプ氏の先進的な政策に共鳴しているとの見方があるという記事をシェア。
 
私もそう思いますね。
 
そもそも電気自動車なんて、金持ちのオモチャですから、存在自体は否定しません。しかし、ガソリン車を廃止するというのが問題なんです。
 
それに、トランプ氏は米軍に宇宙軍を創設した大統領ですから、マスク氏の宇宙開発企業と関係が深いし、トランプ氏は自身の作ったSNSを使っているから、これも関係が深い。
 
もともと、Xで意見を発表していましたからね。
 
トランプ氏が大統領になり、世界一の富豪であるマスク氏と協力すれば、闇権力の悪事も抑えられる期待があります。
 
この関係には注目したいですね。
 

 

 

 
そんな前代未聞の出来事が続く中、筆者が特に注目しているのは、世界一の富豪であるイーロン・マスク氏の動きだ。電気自動車(EV)大手テスラや宇宙開発企業スペースXのCEO、大手SNSのX(旧Twitter)のオーナーを務めるマスク氏は、最近、資産額2516億ドル(約40兆円)で世界一の富豪に返り咲いている。 
 
そのマスク氏はこれまで政治的に中立だと述べていたはずが、トランプ狙撃事件の直後に「私はトランプ大統領を全面的に支持する」と、Xに投稿した。
 
さらに7月15日、トランプ前大統領に毎月4500万ドル(約70億円)を寄付する予定であることが明らかになった(本人は「その話はフィクションだ」と反論、実際の寄付額はそこまで高額ではないとも言われている)。
 
そもそも、トランプ前大統領といえば、マスク氏のことを毛嫌いし、テスラなど環境に配慮したEVの普及にも反対の立場を鮮明にしている。 
 
自称“マスクウォッチャー”の筆者から見ても、マスク氏が何も考えずに寄付に乗り出すとは考えにくい。もちろんその動きには裏があるはずだが、今回はその思惑について深掘りしたい。 
 
EV補助金は必要ない?
 まずEVについて見ていきたい。現在米国では、EVを購入すると最大で7500ドル(約115万円)の税額控除が受けられる。
 
米政府は地球温暖化対策として、EV普及のために補助金を出しているわけだが、トランプ前大統領は地球温暖化に懐疑的だと知られる。
 
そして自分が大統領に返り咲いたら、「EV普及の義務を大統領就任の初日に終了させる。それによって米国の自動車産業を消滅から救い、米国の消費者のために自動車1台当たり数千ドル節約する」と、7月に行われた共和党の全国大会で大々的に宣言している。
 
EV大手テスラを経営しているマスク氏にしてみれば、トランプ氏が大統領になれば、EVの補助金が削られ、会社の売り上げが減少するかもしれない――。
 
にもかかわらず、トランプ大統領誕生のために全面支援するというのはどういうことか。 それには理由がある。
 
というのも、テスラのEVは以前ほどの勢いはないが、それでも米国では一人勝ちの状況が続いている。充電ステーションも各地に設置されており、実は今後、EV補助金が続けられたとしても、すでに人気であるテスラから見れば、補助金はライバル企業を利するだけに過ぎない。
 
テスラは車両価格や製造コストの点で競争力が高いという自負もあり、今後さらにコストを削減して車両価格を下げる計画で動いている。
 
事実、マスク氏は以前、「7500ドルの補助金は必要ない」「しょせんはゼネラル・モーターズがロビー活動をして補助金を作っただけ」と語っている。さらに充電ステーションへの助成金などもいらないと主張している。 
 
つまり環境問題懐疑派のトランプ氏に乗っても、EVへの影響はそれほどないと見ている可能性がある。 “トランプ支持”がビジネスでプラスに では、マスク氏はなぜトランプ氏を支持することにしたのか。
 
実のところ、マスク氏の野望は、トランプ氏が大統領に復権した際にアドバイザー的な役割を担うことだと見られている。 というのも、テスラ以外にマスク氏が経営するスペースXやXの今後を考えると、明らかにトランプ政権を味方につけた方がいい。 
 
例えばスペースXは、大型宇宙船「スターシップ」や宇宙ステーション関連の技術でもNASA(米航空宇宙局)と協力関係にあり、宇宙開発に前向きなトランプ氏を味方につけておくことはビジネスにおいてもプラスに働くだろう。 
 
また米軍とも協力し、衛星ブロードバンドサービス「スターリンク」が軍事分野にも導入されている。ロシアが侵攻したウクライナでも欧米の資金で導入されていたが、今は世界各地に展開する海軍などでも採用されている。
 
日本の防衛省も導入しているくらいだ。また、数百基からなるスパイ衛星網も構築していて、すでに米情報機関と契約している。
 
 このように世界を動かすビジネスにマスク氏はどんどん食い込んでいる。トランプ氏の政策にも影響を及ぼせるようになるのは願ったりかなったりだろう。組織にありがちな官僚主義をすっ飛ばすことができる。 
 
Xについても思惑がありそうだ。トランプ氏が2021年に米議会襲撃事件を扇動したとして、自身のTwitter(当時)アカウントを凍結されて以降、同プラットフォームでは保守系アカウントの多くが凍結された。それによって、Twitterはポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)やウォーク(人権問題などに対して意識が高いこと)に関連する投稿が目立っていた。
 
そうした状況の中で、マスク氏はTwitterを買収。トランプ氏や凍結されていた保守系のアカウントを復活させた。当時マスク氏は、金もうけには興味がなく、「私がTwitterを取得した理由は、文明の未来にとって、暴力に訴えることなく、健全な方法でさまざまな信条を議論できる共通のデジタル・タウン・スクエアを持つことが重要だからだ」と述べている。
 
 ところが、いまだにトランプ氏はXをほとんど使っていない。というのも、TwitterやFacebookから追い出されたトランプ氏は、自分で作ったSNS「Truth Social」をメインに使っているからだ。
 
ただ今や「米国第一主義」の親分で、良くも悪くも話題に事欠かないトランプ氏が活発にXで投稿するようになれば、プラットフォームとしても活性化する。
 
そこからも政策に関与できる、とマスク氏は踏んでいるのかもしれない。 「大勝負」はどうなるか マスク氏はビジネスに、常に自身の理想とする世界観を反映させている。どのビジネスにも社会を変えたいという動機が裏に見え、それを実現させようとしているのが分かる。
 
 そしてそれらを実現に近付けるには、民間企業としての活動だけでは限界がある。時の政策によって横やりが入ることもあれば、考え方の合わないリーダーが政府を率いると、自分の活動が制限されたり足かせができたりもすることもあるだろう。 
 
全面的な支援を決めた現在のマスク氏は、トランプ政権に乗って未来を築くと腹を決めたのだろう。今回の大金投入については、無謀なロケット開発をギリギリ成功させたり、非難ごうごうの中でTwitterを買収したりと、物議を醸してきたこれまでの「大勝負」と同じにおいがする。 今回の米大統領選では、引き続きマスク氏の動向を注視したい。
 
 (山田敏弘) ITmedia ビジネスオンライン