みなさん、おはようございます。
「侘び」という言葉は、だれでも聞いたことがある
日本文化の特徴を現わす言葉です。
武者小路千家の次期家元の千宗屋は、
その著「茶」で、大徳寺の故立花大亀老師の言葉を記しています。
「相手のために出来る限りのことを尽くすのだけれども、
そのせい一杯にも物理的には限りがある。
それをごめんなさいとお詫びする、
その『お詫び』の気持ちの顕れが
『侘び』だと。」
確かに肉体を持つ私たちには、物理的な限界があります。
しかし大亀老師の言葉は、おもてなしをしようとする心は、
自分のできることをはるかに超えて大きいことを意味しています。
人間の精神の偉大さを知る人の言葉です。
そのせい一杯を現したときに、形に「侘び」として、
客に感じられるのでしょう。
そしてそれを受け取る日本人の感性も凄い。
これこそ日本文化の凄みではないでしょうか。
最後の1%に神は宿る!
もしそうなら、単なるわびではなく、「侘び」は輝きを放つはず。
もしあなたに「3」の力があるとき全力の「3」の力を出せば、
輝き感動を呼び起こすだろう。
でもあなたに「8」の力がついたとき「5」の力しか出さないなら、
以前の「3」の力よりも多くの力を出しているが、
そこには輝きも感動もないのです。
今の自分にできるかぎりのことをする。
これが「侘び」の本質ではないでしょうか?!