見えない存在を、分類して具体的に理解するのは難しい問題です。しかし、現実には「神さま事典」とか「悪魔事典」などに見られるように、多くの研究者によってトライされてきています。
こうした類のものは、民間に伝わる民話とか伝承、宗教上の概念などがごちゃまぜになり、私達のイメージとして定着してきています。
ここで問題にしたいのは「見えない救い手」という存在です。前回の結論として、
『見えない救い手」は宇宙人と言えるのです』
と言いましたが、その理由は、
『宇宙人とは意識が宇宙大に拡張しているか、拡張しつつある存在』
ということでした。宇宙出身の生命体ということではないと解説しました。タコのような火星人とか、映画ETのようなエイリアンたちこそが「宇宙人」だ…というイメージは、とりあえず取り去ってください。
そしてその救い手たちの目標は、わたしたち一般的な地球人の進化にあります。進化といっても、ダーウィンのような肉体的な変化ではなく、魂の進化です。魂が進化すると、入れ物としての肉体も必ず進化してくるので心配はありません。
なかでも、私達はかれら「見えない救い手」を天使とか守護霊、指導霊とか神と呼んでいるのです。
今回は、そういう存在を宇宙人と呼ぼうが天使と呼ぼうが、実在するという実例をお話します。
もう20年近く前、真夜中に突然家内が「焦げ臭い」と言って飛び起きたのです。
私はとくに感じなかったのですが家内に起こされたのです。それよりも、妻が感じて私が感じない出来事があるのだろうか…と不思議な気がしていました。というのも、家内は電話が鳴ろうが地震がおきようがなかなか目覚めないようなタイプだからです。
家内が「焦げ臭い」と言うので火事かと思い、寝室を出て階段を降りて下に行こうとしたのですが、家内は「こっちだ!」と言って私達の寝室の隣にあった娘の寝ていた部屋のドアをあけたのです。
すると、驚くことに部屋が煙で真っ白なのです。私はやっと事の重大さに気づき、あわてて窓を開けて、娘の無事を確かめるべくベッドのそばに行きました。すると、娘のかけていた化繊の毛布が枕元の白熱灯の上にかぶさっているのを発見しました。白熱灯をつけたまま寝てしまい、寝相の悪さで払い除けた毛布がその上にかぶさって煙を起こしていたのです。
こんな事態になっているくせにまだ平気で寝ている娘を起こそうとしたそのとき、家内は何を思ったのか、その毛布をガバッとめくりあげました。その瞬間、火がボッとばかりに立ち上がりました。私はこの毛布をどうやって風呂場に運ぼうかと瞬時に思ったのですが、そんな間もなく、家内は火の上がっている毛布を床に投げつけて裸足のまま踏みつけたのです。私はただ唖然とするばかりです。
結果、火は収まり、窓から煙も抜けて、娘は何事かわからぬまま起きました。
私は家内の偉大さに驚きましたが、すべてが一瞬の出来事で、ともかく安堵したのでした。
後から家内に聞いてみたら、何も考えずに裸足で火を踏みつけたのだというのです。まったく火傷の心配もなくです。現実に火傷もしていません。
なんやかんやと考えてたじろいた私に比べて、本能的に行動した偉大なる母の大手柄だったのです。
後で聞いてみたら、心の中で「踏め!」という声が響いたような気がするというのです。
さらに驚くことに、私が火事を疑って下の階に降りようとしたときには、家内は明らかに声を聞いたというのです。
「下の階ではなくてこっちだ」…
そこで、家内は「こっちだ!」と言って娘の部屋をあけたと言うのです。家内は私がそう言ったのではないかというのですが、全く違います。私は下の階に行こうとしていたのですから。ともかく、その謎の声は私に似た声として家内が捉えていたのです。
結局、「見えない救い手」が救ってくれたのです。
それは、その救い手が私の声を装ったのか、それとも家内が勝手にそう取ったのかいまだに不明です。
