
大虎 @ 九品仏(東急大井町線)
惹かれるよ,惹かれちゃうね.
九品仏の暗がりに灯る提灯に魅了されるのです.
あれ,提灯が多満自慢(たまじまん)じゃなくなってるね.
《 大虎 @ 九品仏(東急大井町線)》
石油ストーヴが温める店内です.
この界隈には珍しい,渋い風情の酒場です.
まずは清酒をいただきます.
燗酒はレンチンではなくきちんと湯煎式,いいねえ.
見事なアールを描いた重厚なカウンターです.
このすり減った趣きは一朝一夕には出せない,酒場の財産だよね.
小鉢の一品は厚揚げ煮です.
付き出しってのはこういう控えめなのがいいんです.
ホワイトボードにはその日にある酒肴が.
手描きなので少し読みづらいのもご愛嬌です(笑)
あったよ,あった,ウインピ.
私にはここの是非ものなんですよ,これ.
ウインナとピーマンでウインピね,いいでしょ.
ご主人がフライパンでちゃちゃっと炒めてくださいます.
こういうね,こういう,家でも食べられそうな料理.
こういうので盃を傾けるのが心地よいのです,私にとって.
厚揚げ煮はじっくり味濃く煮込まれた式です.
煮汁がじゅんと染み出して清酒を進ませる式です.
ウインピには塩胡椒で下味が付いている.
ソースをかけ忘れちゃうくらいに箸がすすみます.
現役の柱時計がボーンと鳴ります.
ご主人と女将さんお二人の店内には穏やかな時が流れます.
そういえば,以前に掛かっていた多満自慢の提灯.
うかがうと昨年の台風で飛ばされちゃったんですって.
酒造メーカーには同じものがないそうです.
やむなく現在の提灯に変えたとの由,残念ですねえ.
このお店,やきとんも自慢なんですよ.
お店の雰囲気自体はそれを感じさせないのですが.
意外や本格手作りのやきとんがいただけるんです.
シロ2カシラ2をタレで,小ぶりの串が素朴でかわいい.
お皿にはカラシのちょい添えです.
これも城南地区やきとんのお約束です,ごぞんじ.
やわらかく香ばしく焼かれていて美味ちい.
こういう主張し過ぎないやきとんての,好きだなあ.
お,私の嫌いなYRがお店に来てたのね,うっふふ.
撮影日はご主人と女将さん,さぞ大変だったでしょうね.
よい季節には,このサッシ戸が開け放たれます.
近くを通る大井町線の車風にのれんが揺れて風流です.
自分街の隣駅にある酒場,徒歩でも行けます.
私の住む街もまだ捨てたもんじゃないな,そう思います.
お隣にオサレなショットバーができたのね.
まあアレですね,たぶん私は行かないけどね(笑)
お店に集う常連さんたちのお話も興味深い.
そこはかとなく聞き耳を立ててしまうのです.
多満自慢の赤提灯はこちらを.
CroquettePunch写真館もよろしくお願いします(笑)
ウインピーはときどき自宅でもこしらへます.
朝餉の菜に,晩酌の肴にも簡便美味で重宝いたします.

























