わが社の新入社員、ニコラス君とナオユキ君。
彼らは今、会社の仕事だけでなく、さまざまな事を勉強中。
日系ブラジリアンの彼らは、日本語も堪能で、日本語とポルトガル語が一緒に混ざってても混乱無く会話が成立します。
バイリンガル、トリリンガルの人達の脳の作りの凄さを思い知ります。
ニコラスは英語も堪能で、弁論大会で全国大会まで行って、更に表彰までされてるレベル。
そんな彼らですが、日本語特有の表現に納得出来ずに苦労していました。
『赤の他人』が、なぜ赤ですか??と。
これについて、実に一週間以上費やしても、まだ納得の行く答えにたどり着けずにいました。
赤の他人の語源は、明らかな他人。から来ているそう。
古代日本では、色を表す単語が少なく、明るいを赤、薄い又は淡いが青、ハッキリしているのを白い、暗いを黒と表現していた事に由来して、『明らか』を『赤』としたという説。
何故、赤が明るいですか???黄色やオレンジの方が明るいイメージです!
白ではダメですか???ハッキリしているなら、はっきりとした他人で、白の他人では無いですか??
見たまま、そのものが赤くて『赤飯』とか『赤字』(簿記の帳簿をつける際の記帳で、不足している金額は赤色のインクで書く)なんていう表現は、それが赤色だからという説明で済みますが、見た目の色を表していない表現は、何故そうなったのか理解しがたい。
まず、明るい時ってどんな時でしょう。
太陽の出ている昼間や、夜間であれば火を灯した状態です。
ニコラスとナオユキは、太陽の絵を書くとき、オレンジや黄色を塗るよね?
世界中の殆どの国の人は、太陽をオレンジや黄色に塗るんだけど、日本や一部のアジアの人は、太陽を赤で塗るんだ~。
日本の国旗も、日の丸。お日さまが赤だよね。
火を灯した時…火は何色?
『おおぉ!!!』
日本人のDNAには、明るいは、赤って刷り込まれてるのかもね(*^^*)
色彩感覚の国際的な違い。
下の写真を、赤を強調した加工と、花を黄色にした加工で比べてみましょう。

赤以外をモノクロにしてみます。

こちらは同じ加工で花の色だけ黄色にします。

赤が多くなると彩度が上がって明るく華やかな感じがします。(モニターの解像度や、個人差も有りますので、感じ方には差がありますが)
この理屈に触れた時、何日も掛けて納得できなかった理由が、やっと飲み込めたのです。
何となく…とか、よくわかんないけど、そういう物だから…と説明されても、ちゃんと理屈や理由が有るものなら、そこに触れたいと、私も思うので、出来る限り伝わる内容を探すのは、私自身も勉強になります。
よく理屈っぽいと言われるんですが…
私が今やってる、プログラミングについても、ほぼ独学で、会社の先輩が少しは教えてくれましたが『直ぐに聞かずに、まず自分で調べろ』と言われて、同期入社したメンバーは、わからないことが何なのかもわからず、何を調べたら良いのかも、今、何をしていて、それがどうなって、何になるのかもわからない…と苦悩して、一人は2ヶ月で退職し、もう一人は、テスターとして、自らは新しいプログラムのソースコードは書かずに居ます。
クリエイティブな仕事なんだから、自分でやりたいと思うなら、自分自身で勉強しないと身にならない…それも一理有るんですが、そもそも、それを言ってる人達が学校で教科書だけ渡されて『自分で本読んで、調べて覚えて』って言われた訳が無いんです。
ちゃんと授業してもらってるはずです。
小学生に教科書渡して、足し算、引き算、自分で勉強して覚えてね。応用したら繰り上がりも繰り下がりも出来るよ。かけ算、わり算、自分で調べてね。なんて、そんな教え方されてできますか?
まず、おはじきや数え棒使って、足し算や引き算の理屈を教えるでしょ?
理屈がわからないと、応用出来ない。
私自身、独学の壁に何度もぶつかり苦しんだから…。
