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大阪の輸入ガラス卸会社で27年ステンドグラスを作り続けている暮らしのデザイナー・彩子です。プロフィールはこちらです→💘
ステンドグラスについて、よく頂くご質問
ステンドグラスというと
パッと思い浮かぶのが
教会のステンドグラスかと思います。
あまりに壮大過ぎて、正直
『すごい!』
『きれい!』
以外の感想が思い浮かばないかもしれません。
視覚的なパワーが、あまりに圧倒的過ぎて…
湧き上がってくる様々な疑問まで
意識する余裕がないのではないでしょうか?
本日はステンドグラスに関して
特に真っ先によく頂くご質問
ステンドグラスって
ガラスに色をつけているの?
どうやって絵を描いているの?
について
初心者の方に分かりやすく
超簡単にご説明したいと思います。
ステンドグラスの色ガラス
まずステンドグラスとは
stained
色付けされた、絵付けされた
glass
ガラス
…が本来の意味になります。
ガラスに金属酸化物を混入することで
色をつけることができ
色ガラスが出来上がります。
例えば、通常のソーダ石灰ガラスは
厚みが薄いと無色透明に見えますが
微量の鉄イオンが含まれるため
イオンが濃い場所や
厚みがあると
うす緑色(コーラ瓶の色)に見えます。
コバルトを混入するとブルー
ちなみに、もっとも高価な色は
ゴールドピンク
金が添加されているそうです。
数100年変わらぬ製法で作られている
アンティークガラス
ガラスの色によって、製造の時期によって、
値段が変わります。
ステンドグラスの絵付けについて
次はステンドグラスの絵付け技法について
簡単にご説明させて頂きますね!
アンティークガラスの上に
グリザイユという
ステンドグラス専用の顔料で絵を描きます。
(ガラスは、アンティークガラスというヨーロッパの伝統技法によって製造されたガラスでないと、顔料がうまく焼きつきません)
グリザイユは、主成分が酸化鉄の顔料です。
色は主に、灰色、茶色、黒になります。
線と影を描くためのもの。
1,000年近くの昔から使われているものです。
線描きに使用する時は
粉状のグリザイユを
ワインビネガーでよく練ってから使います。
言葉だけで説明しても
分かりづらいと思うので
実際の工程でご説明しますね!
① まず下絵と作業計画
②ワインビネガーで溶いたグリザイユで
線描きをします。
1度目の焼成をしたところ。
温度は630度で設定しました。
③水溶きのグリザイユで
調子(陰影)をつけます。
グリザイユの陰影で光の入る部分を
羽根や針などを使ってはがしとりをします。
2度目の焼成をしたところ。
羽根を使ってはがしとり???
って思いませんでしたか?笑
実はですね…
白鳥の羽根を使います
なかなか入手が困難な白鳥の羽根。
大切に使っています。
(落ちていた羽根だけを使います)
白鳥の羽根をゆでて
柔らかくして
先っぽを削ります。
グリザイユのはがしに使います。
微妙なラインが表現できるのです。
白鳥の羽根は
昔から使われている道具なんですよ!!![]()

④エマイユで色をいれます
ガラスの上に色をつける時に使うのが
エマイユと呼ばれるエナメル顔料です。
水で溶いて使います。
さまざまな色があります。
のせるガラスとの相性
焼成温度によって
色の出方が変わってしまうので
必ず焼き見本を作ってから使用します。
3度目の焼成。
焼き上がりました!
⑤組み上げる
ケイム(鉛の桟)で組み上げます。
パテを詰めます。
完成しました。
組み立ての工程は
また改めてご紹介させて頂きますね。
グリザイユとエマイユ顔料を使って
絵付けの工程を
超簡単にご説明させて頂きました。
今後は動画も撮っていきたいと思っています。
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