

ミセス・トンプソンとテディ
教師の愛が問題を抱えた少年の人生を大きく変えたという実話です。
あらすじ
トンプソン先生は、小学校5年生の担任教師です。彼女は毎年、新学期になると教室の生徒全員を平等に愛すると約束しますが、その年にはテディ・ストッダードという名の男の子がいました。
テディは身なりが不潔で、いつも伏し目がち、他の生徒と上手く遊べない問題児でした。
トンプソン先生は、次第にテディの欠点ばかりに目が行くようになり、彼の答案に大きな×をつけて真っ赤なペンで「F(不可)」と書き込むことに何の感情も抱かなくなっていました。
しかし学期末、生徒たちのこれまでの成績を振り返る中で、彼女はテディの過去の記録を見て驚愕します。
1年生の先生:「テディは明るい笑顔を持つ素晴らしい子です。家庭環境に問題があり、将来が心配です」
2年生の先生:「優秀でクラスの人気者ですが、母親が末期がんで苦しんでおり、家では苦労しています」
3年生の先生:「母親の死は彼に大きな打撃を与えました。彼は最善を尽くそうとしていますが、父親は無関心で家庭は荒れています」
テディの状況を知り、自分の行いを深く恥じたトンプソン先生は、翌日から彼に対する接し方を劇的に変えます。
彼女はテディの成績や回答を褒め、彼を心から受け入れました。
するとテディは見違えるように輝きを取り戻し、その年の終わりにはクラスで最も優秀な生徒の一人に成長しました。
その後の奇跡大人になったテディからトンプソン先生宛てに手紙が届くようになります。
卒業、大学入学、そして医師になった際にも、「先生のおかげで今の自分がある」と報告の手紙が届きました。
そして数年後、テディの結婚式に招待されたトンプソン先生は、新郎の母親が座るべき席に座ってほしいと頼まれます。
あの日の彼女の愛が、テディの人生を救ったのでした。
以上があらすじですが、私たちはすぐに決めつけてしまいがちです。
問題行動や表面的なだらしなさの裏には、子どもが1人では抱えきれないほどの「叫び」や「環境の過酷さ」が隠れていることが往々にしてあります。
たった1人でも、自分を無条件で信じてくれる大人がいれば、人はどこからでも強くなれるのです。
この夏も智弘院では子供修行を開催しますが、いろいろな家庭環境、境遇の子供の申込みがあります。
子育てに関わる親、そしてすべての大人にとって、大切な視点を与えてくれるこの話、常に胸に刻んでおきたいものです。