ルションは、南フランス・プロバンス地方(アビニョンの東30km)にある小さな町。

ヨーロッパの地質はたいていアルカリ性で、岩は白色が殆どです。ところが、ここルションだけは赤色です。これは鉄分を含んでいて酸性の地質であることを示しています。この特性から、オークルというルションの特産品(顔料)が生まれました。

《参照》  『世界・美術の旅ガイド2 南フランス』(美術出版社)《前編》

            【ルション】

ルションの丘の一番高い所に、小さな教会がありました。

Eglise Saint- Michel(聖ミッシェル教会)という小さなカトリック教会です。

 

2つの蝋燭に火をともし祭壇に捧げ、お祈りです。この地に住む人々と世界のより一層の平穏と平和を祈っていました。今回の旅で、教会に入ったのは、ここが最初でした。

ルションは心を落ち着かせる所でした。鉄分を多く含む地質であることが影響しているはずです。

祈り終わって振り返ると、入口にいた猫ちゃんが、後方から見守っていました。「観光して帰るだけが普通なのに、ちゃんと祈ってたね」 と言っていたので、「うん、もちろん。ありがとね」 と伝えました。

 

ルションの街中風景

鉄でできたこの葉っぱは、ブドウの葉っぱの模様だと思います。

雨水管にも花模様が描かれています。街中にも猫ちゃんたちが何匹もいました。

ルションの特産品、オークルを売るお店がありました。今は、美術を専攻する学生さんくらいしか買う人はいないのでしょうが、かつては画家さんたちの多くが、ルションの顔料で描いていたはずです。蝉くんは温暖なプロヴァンスを象徴する昆虫だそうです。

 

<了>